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世界の美しい大学ランキングTOP10

「どの大学がいちばん美しい?」——この問いに唯一の正解はありません。けれど、世界を各地のキャンパスを見て思うのは、建物と自然、歴史と若さが生み出す“景色”こそが大学の美しさを形づくっているということ。建築様式の豊かさ、自然環境との調和、写真映え——そんな総合点でランク付けをしました。

第10位:東京大学(The University of Tokyo)

引用:https://accidentallywesanderson.com/places/yasuda-auditorium-university-of-tokyo/

本郷キャンパスのシンボル・赤門と安田講堂、そして秋になると黄金色に染まる銀杏並木——歴史的風格と季節のドラマが共演する東京の知の森。近代煉瓦建築と近年の研究施設が混在し、過去と未来が隣り合う景観は都市型キャンパスならではの面白さです。観光なら秋の紅葉シーズンが最高です。大学グッズを買うなら生協ショップものぞいてみましょう。

第9位:シドニー大学(The University of Sydney)

引用:https://www.shiksha.com/studyabroad/australia/universities/the-university-of-sydney

19世紀ゴシック・リバイバル様式のサンドストーン建築がオーストラリアの光を浴びて輝く、フォトジェニックなキャンパス。クワッド(Quadrangle)中庭に立つと、まるで映画の中に迷い込んだ気分に。週末のイベントやナイトライティングが行われる日を狙うと、よりドラマチックな表情に出会えます。

第8位:グラスゴー大学(University of Glasgow)

引用:https://travelsetu.com/guide/the-university-of-glasgow-tourism

スコットランド西部の丘に建つネオゴシック様式の尖塔群は、霧や薄曇りの日にこそ真価を発揮。クロイスター(回廊)に射し込む柔らかな光、石造アーチがつくる陰影が写真愛好家を惹きつけます。ケルヴィングローブ公園方面へ下る散歩コースでは、緑地越しに大学建築がそびえるシルエットが美麗。天候が変わりやすい地域なので、防水ジャケットは必須です。

第7位:トリニティ・カレッジ・ダブリン(Trinity College Dublin)

引用:https://beyondthestates.com/schools/trinity-college-dublin/

キャンパス中央の石畳広場と鐘楼(キャンピナイル)、そして世界的に有名なロングルーム(旧図書館)の堂々たる書架列。書物と学問の絵に描いたような世界観が凝縮されています。春は芝生の緑、冬はライトアップされた建築の陰影が美しい。ダブリン観光としても外せない名所で、午前早めに行くと比較的ゆったり見学できます。

第6位:スタンフォード大学(Stanford University)

引用:https://www.california.com/stanford-university-top-5-things-to-do-at-the-prestigious-college/

シリコンバレーの青空に、テラコッタ色の屋根がずらりと続くロマネスク・リバイバル調の回廊群。一直線に伸びるパームドライブを進むと、メモリアルチャーチ前の広場へ開け、アーチ越しに差し込む陽光が爽快です。広大なキャンパスは自転車移動が基本。夕暮れ時、フーバータワー周辺から眺めるオレンジ色の光景は息をのむ美しさです。

第5位:ヴァージニア大学(University of Virginia)

引用:https://www.monticello.org/thomas-jefferson/jefferson-s-three-greatest-achievements/the-university-of-virginia/

トーマス・ジェファーソンが構想した“学びのアカデミカル・ヴィレッジ”は、クラシカルなパビリオンが芝生(The Lawn)を囲む完璧なプロポーションで知られます。中心に鎮座するロタンダは古代ローマのパンテオンを想起させる意匠で、アメリカ建築史と大学理念が一体化した空間体験。秋の紅葉、卒業式シーズンの白いガウン、クリスマスのイルミネーション——季節ごとに表情がガラリと変わります。

第4位:ケープタウン大学(University of Cape Town)

引用:https://www.timeshighereducation.com/student/best-universities/best-universities-africa

山肌の傾斜に沿って段々状に広がる赤い屋根群と、背後にそびえるテーブルマウンテン。どこを切り取ってもポストカード級です。石段を登り振り返ると、ケープタウンの街と海が遠望できる開放感も格別です。晴天の日中はもちろん、山に雲がからむ“テーブルクロス”現象の日も幻想的です。

第3位:マギル大学(McGill University)

引用:https://grantme.com/where-is-mcgill/

モントリオールの都心とマウント・ロイヤルの自然が出会う場所に展開するマギル。19世紀の石造館からガラス張りの研究棟まで、時代移り変わりが歩くたびに感じられます。秋の紅葉シーズンはキャンパス全体が絵画のような色彩に包まれ、冬は雪化粧+暖色ライトで別世界に。街歩きと学術探訪をひとつの旅程に組み込みやすいアクセス性も魅力です。

第2位:ケンブリッジ大学(University of Cambridge)

引用:https://www.visitcambridge.org/place-categories/universities-colleges/

多数のカレッジが街に点在し、それぞれが庭園と礼拝堂、食堂、学生寮を備える“学園都市”スタイル。ケム川でのパンティング(平底船)から見上げるキングス・カレッジ礼拝堂やブリッジ・オブ・サイズは、世界屈指の景観。春の花咲くクワッド、夏の芝生、秋の紅葉、霜の降りる冬の中庭——季節カレンダーを通じて訪れたい場所です。学術書店やカレッジグッズ巡りも素敵です。

第1位:オックスフォード大学(University of Oxford)

引用:https://www.mystudenthalls.com/news/which-oxford-colleges-are-best/

中世以来のカレッジ建築が町全体に散らばり、尖塔だらけのスカイラインが“夢見る尖塔の都(City of Dreaming Spires)”の異名を裏付けます。ラドクリフ・カメラの円筒フォルム、クライストチャーチの大ホール(映画ロケでも有名)、ボドリアン図書館群の重厚さ——歴史の層を歩いて実感できるワンダーランドです。朝靄に包まれたクワッドから夕暮れの学寮チャペルまで、時間帯で劇的に印象が変化。世界の大学美観を語るなら外せない絶対王者です。

まとめ

建築の様式美、自然地形とのハーモニー、学生たちの生活リズム、そして四季・光・天候が織りなす偶然の瞬間——大学には様々な美しさがあります。次の海外旅行の目的地に“大学訪問”をひとつ加えてみてはいかがでしょうか? 美しいキャンパスを歩くことは、世界の知と文化に触れられる、一番気軽な入口なのです。