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世界の美しいオフィスランキングTOP10

在宅勤務が当たり前になった今でも、“一度は出社してみたい”と人々を惹きつける魔法のオフィスが世界にはあります。ガラスのドームに滝が流れたり、森の中にチューブが埋まっていたり──。今回は、建築誌やデザイン賞、話題性で注目度の高いオフィスをランキングにしました。それではカウントダウン、スタート!

第10位 ピンタレスト・ダブリン本社(Pinterest Dublin HQ)

引用:https://www.mola.ie/portfolio/pinterest-emea-headquarters/

アイデア収集サイトらしく、社内はテーマ別ゾーンが点在。極めつけは本物のパブ。ギネスが注がれるカウンターの隣で企画会議、なんてアイルランドらしい!天井のスピーカーは天候に合わせて小鳥のさえずりや雨音を流し、森の中にいるような没入感を演出します。

第9位 アマゾン・スフィアーズ(Amazon Spheres)

引用:https://www.archdaily.com/920029/amazon-spheres-nbbj

巨大な3つのガラス球体がシアトルの街に浮かぶ、植物園×オフィス。4万株の植物と滝が点在し、温度・湿度は熱帯雨林に合わせて自動制御。社員はここで“ジャングル会議”、市民は見学ツアーでボタニカル気分──テック企業らしい未来の温室です。

第8位 セルガスカノ・森のオフィス(SelgasCano Office in the Woods)

引用:https://www.archdaily.com/21049/selgas-cano-architecture-office-by-iwan-baan

マドリード郊外、雑木林を切り裂くように半地下のアクリルチューブがスッと横たわります。片側は断熱ファイバー、もう片側は曲面ガラス。視線の高さが地面と同じなので、デスクからは本物の落ち葉やリスが目線の先に。建築家の“自然と一体化したい”というワガママを極めた、小さくて大胆な実験室です。

第7位 スポティファイ・ワールドトレードセンター・オフィス(Spotify WTC Office)

引用:https://www.digitalmusicnews.com/2017/09/26/spotify-33-million-world-trade-center/

NYの超高層ビル内に広がるのは、“耳”を刺激する遊園地。ポッドキャスト用スタジオ、90年代ゲームルーム、アーティスト向けリスニングラウンジ──すべてが音楽とカルチャーへのラブレター。カセットテープ形テーブルなどレトロポップな小物もSNS映え抜群です。

第6位 スウォッチ・オメガ本社(Swatch Omega Headquarters)

引用:https://transsolar.com/projects/biel-swatch-omega-hauptquartier

全長240 m超の木造グリッドシェルが川のようにうねる姿は「歩ける木製ブレスレット」。スイス産の木材を使い、隣接する時計博物館「シテ・デュ・タン」と橋で連結。木の温もりと時計の精密さが同居するオフィスです。

第5位 テンセント海上タワーズ(Tencent Seafront Towers)

引用:https://www.archdaily.com/901714/tencent-seafront-towers-interior-design-b-plus-h-architects

深圳湾のツインタワーを3本の“空中ブリッジ”が縫い合わせ、橋の内部にランニングコースや図書館を配置。上下移動だけでなく水平連携まで設計に取り込んだこのオフィスは、社員同士の偶然の出会いを物理的に倍増させるソーシャルハック空間です。

第4位 グーグルプレックス(Googleplex)

引用:https://www.dezeen.com/2014/03/17/office-design-google-clive-wilkinson-interview/

カリフォルニア日和を満喫できる2 万 m²超のキャンパス。ビーハイブ(養蜂)からビーチバレーまで“何でもある”が信条です。設計を手掛けたクライブ・ウィルキンソンは「働く人の生活を丸ごと包み込むのは危険でもある」と語るものの、砂場でブレスト→プールでチルはやっぱり羨ましい!

第3位 NVIDIA Voyager & Endeavor本社(NVIDIA HQ, Santa Clara)

引用:https://nvidianews.nvidia.com/multimedia/santa-clara-headquarters

スタートレック由来の2棟は、三角網目の屋根が音を跳ね返さないよう計算され、床面は4エーカーの“公園オフィス”。緑に埋もれたツリーハウスやスカイウォークが点在し、エンジニアも思わず探検してしまいそうです。まさにGPU並みに“並列思考”を促す未来船です。

第2位 ジ・エッジ(The Edge, Amsterdam)

引用:https://www.se.com/uk/en/work/campaign/life-is-on/case-study/the-edge/

BREEAM史上最高スコア98.36%を叩き出した“世界一スマートなビル”。2.8万個のセンサーが温度・照度を学習し、4,000 m²のソーラーパネルと地下熱エネルギーでエネルギー収支はプラス。15階吹き抜けアトリウムに光が降り注ぎ、アプリが「今日はここが最適」と席までナビしてくれます。

第1位 アップル・パーク(Apple Park)

引用:https://robinpowered.com/blog/apple-campus-roi-office

直径461 mのリングに約1万枚の湾曲ガラス、50 × 100 ftの巨大スライドドア──ディテールまで“ジョナサン・アイブ節”全開。太陽光100%自家発電のLEEDプラチナ取得、1周1.6 kmのランニングトラック、果樹園まで備えた“宇宙船”は、21世紀のキャンパス像を塗り替えました。スティーブ・ジョブズ・シアターでの新製品発表を想像するだけで胸熱!

まとめ

10位から1位までを巡ると、共通項は3つ。

  • バイオフィリア――植物や自然光を積極的に取り込む。
  • コミュニティ――偶然の出会いを仕組みとしてデザイン。
  • サステナビリティ&テクノロジー――環境性能とスマート制御が両立。

この3点が“行きたくなるオフィス”の新スタンダードです。さて、あなたが働くならどのオフィスを選びますか?