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世界の美しい滝ランキングTOP10

滝は、大地を削りながら流れ落ちる水のシンフォニー。轟音としぶきがつくる天然のステージは、時に虹を呼び込み、見る者を非日常へと連れ去ります。今回は世界中の名瀑から10本を厳選し、カウントダウン方式でご紹介。さあ、水しぶきの旅へ出発しましょう!

第10位 デティアン滝(Detian Falls)│中国・ベトナム国境


高さ約60 m、幅は最大200 m。石灰岩の段差を三段にわたって滑り落ちる様子はまるで巨大な布を広げたよう。国境をまたぐため、両国の文化とグルメを一度に楽しめる“ボーダレス滝めぐり”も魅力です。

第9位 ハヴァス滝(Havasu Falls)│アメリカ・アリゾナ州


コロラド川支流に潜むターコイズブルーの秘境。落差約37 mの一条が、赤い砂岩を背景にエメラルド色のプールへと注ぎ込みます。先住民ハヴァスパイ族の聖地でもあり、訪れるにはトレッキング必須。苦労の先には夢色のオアシスが!

第8位 セリャランズフォス滝(Seljalandsfoss)│アイスランド


落差60 m。背後の洞窟をぐるりと歩ける“裏見の滝”スタイルが最大の売り。夕陽が滝と大西洋の水平線を同時に染め上げるマジックアワーは、写真家垂涎の一瞬です。

第7位 プリトヴィツェ滝群(Plitvice Lakes Waterfalls)│クロアチア


大小16個の湖を縫うように無数の滝が連打する水の迷宮。石灰岩を伝い、最長78 mのヴェリキ・スラップが締めくくります。散策中は、まさに“水の上を歩く”体験。

第6位 ガルフォス滝(Gullfoss)│アイスランド


2段合計で約32 mの落差ながら、氷河水が轟音を立てて峡谷へ突入! 霧が濃い日は巨大な白馬(gull)の姿に見えた――という伝説も。晴れた日には二重の虹がお約束です。

第5位 ヨセミテ滝(Yosemite Falls)│アメリカ・カリフォルニア州


高さ739 mの3段滝は北米の雄。雪解けの春は水量MAXで、谷底に巨大な“雲”が発生。5月の満月前後には月光が生む幻の“ムーンボウ”も出現するとか。

第4位 カイエトゥール滝(Kaieteur Falls)│ガイアナ


ジャングルの中で突然現れる単一落差226 mの怪物滝。幅も最大113 mあり、水量・高さの“かけ算”では世界随一。黄金色の崖と熱帯の緑が作るコントラストは、未踏の惑星に降り立ったかのよう。

第3位 ナイアガラ滝(Niagara Falls)│カナダ・アメリカ


高さこそ51 mですが、最大2,800 m³/秒の水量と1,200 mの幅は圧倒的。霧に突っ込む遊覧船「メイド・オブ・ザ・ミスト」は、びしょ濡れ必至の“アトラクション”。夜はカラフルなライトアップで別世界に。

第2位 ビクトリア滝(Victoria Falls)│ザンビア・ジンバブエ


現地語で「雷鳴の轟く煙〈モシ・オワ・トゥニャ〉」。幅1,700 m、高さ108 mのカーテンは霧を数百メートル上空へ噴き上げ、15 km先でも“雨”が降るほど。乾季だけ現れる「デビルズプール」もスリル満点!

第1位 イグアスの滝(Iguazu Falls)│ブラジル・アルゼンチン


「イグアス=大いなる水」の名に偽りなし。幅2,700 mにわたり275本の滝が連続し、メインステージ「悪魔の喉笛」は落差82 m・U字形でまさに“水のコロシアム”。上空から見ると無数の虹が蜘蛛の巣のようにかかり、地上では言葉を失う轟音と水煙…。美しさ、スケール、迫力――三拍子そろった王者です。

まとめ

滝はただ水が落ちるだけ、と思うなかれ。国境を越え、人の心を越え、五感をフル稼働させるエンターテインメントでしたね。旅行先の候補リストに、ぜひ“水しぶき”も加えてみてください。次の休日、あなたの心を洗い流すのはどの滝でしょう?