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世界の美しいモスクランキングTOP10

旅好きのあなたに、息をのむほど美しい“祈りの空間”をお届けします。荘厳な建築美と信仰心が融合したモスクは、訪れる者の心をふるわせる芸術作品そのもの。今回は世界中から“絵になるモスク”を10か所厳選し、ランキング形式でご紹介! それぞれの見どころや豆知識を交えながら、10位から1位へとカウントダウンしていきましょう。

第10位 プトラモスク(Putra Mosque|マレーシア・プトラジャヤ)

引用:https://www.malaysia.travel/explore/putra-mosque

淡いピンク色の花びらを思わせる外壁が乙女心をくすぐる“ピンクモスク”。人工湖に浮かぶように建ち、朝夕には水面に逆さ富士ならぬ“逆さモスク”が現れます。モロッコ風の繊細な幾何学装飾とマレーの木彫りが融合し、フォトジェニック指数はMAX!

第9位 ハッサン2世モスク(Hassan II Mosque|モロッコ・カサブランカ)

引用:https://www.toeuropeandbeyond.com/the-only-reason-why-you-should-visit-casablanca-hassan-ii-mosque/

大西洋に突き出すかのように建つ、世界屈指の“海に最も近いモスク”。高さ210 mのミナレットはモロッコ陶器のターコイズ色タイルで彩られ、夜になるとレーザーがメッカの方角を示します。礼拝堂の床は一部ガラス張りで、波が真下に見えるスリリングな設計!

第8位 ファイサルモスク(Faisal Mosque|パキスタン・イスラマバード)

引用:https://travelpakistani.com/blogs/faisal-mosque—an-iconic-landmark-of-pakistan/362

テントを広げたような三角屋根と、ロケットのようにシャープな4本のミナレット。従来のドームを排した未来派デザインは、実は日本人建築家・故・小篠綾子氏の愛弟子、ヴェダット・ダライによるもの。ヒマラヤを背に大空へ伸びるフォルムが雄大です。

第7位 スルタン・カーブース・グランドモスク(Sultan Qaboos Grand Mosque|オマーン・マスカット)

引用:https://richedwardsimagery.wordpress.com/2022/12/20/sultan-qaboos-grand-mosque-muscat-sultanate-of-oman/

白大理石の外壁がアラビアの太陽を跳ね返し、昼はまばゆく夜はライトアップで金色に輝きます。世界最大級のペルシャ絨毯(縦70 m×横60 m!)と、スワロフスキー満載のシャンデリアは“オマーン王家の豪腕”を感じさせる必見ポイント。

第6位 シャー・モスク(Shah Mosque/Imam Mosque|イラン・イスファハーン)

引用:https://stantrips.com/iran/imam-mosque.php

サファヴィー朝の粋を極めた青と黄のタイル装飾は、“万華鏡の中に入り込んだ”と錯覚するほど。中でも南イーワーン(門)の七色のムカルナス細工は、職人の神業を物語ります。イスファハーン観光は“イランの半分”と称されるだけに、このモスク鑑賞は外せません。

第5位 スルタン・アフメット・モスク(Sultan Ahmed Mosque/Blue Mosque|トルコ・イスタンブール)

引用:https://www.carwiz.com.tr/en/inspiration/blue-mosque/

シルバーグレーのドーム群に六本のミナレットが林立する姿は、まさにイスタンブールのランドマーク。内部を覆う2万枚超のイズニック製ブルータイルが、朝の採光で柔らかく輝く瞬間は鳥肌モノ。対岸のアヤソフィアと見比べ歩きを楽しみたいところ。

第4位 ハギア・ソフィア大聖堂モスク(Hagia Sophia Grand Mosque|トルコ・イスタンブール)

引用:https://www.fatih.bel.tr/en/main/pages/the-hagia-sophia-grand-mosque-ayasofya-i-kebi/578

ビザンツ様式とイスラム様式が奇跡的に共存。537年竣工の大空間を支えるペンデンティブ構造は建築史の革命であり、ひとたび内部に足を踏み入れると“時間旅行”の錯覚に陥ります。モザイク画とカリグラフィーが織り成すコントラストも必見!

第3位 シェイク・ザイード・グランドモスク(Sheikh Zayed Grand Mosque|UAE・アブダビ)

引用:https://www.mysaifco.com/sheikh-zayed-grand-mosque-a-must-visit/

ギリシャ産白大理石をふんだんに使った雪の宮殿。花模様の象嵌細工は遠目には水彩画、近づけば宝石細工。礼拝堂のカーペットは世界最大(5,627 m²)で、編み込み職人1,200人が1年半かけて完成させました。夜のライトアップは“月光浴”のごとき幽玄さです。

第2位 アル=マスジド・アン=ナバウィー(Al‑Masjid an‑Nabawi|サウジアラビア・メディナ)

引用:https://www.muslimmateapp.com/7-intriguing-facts-about-masjid-e-nabwi-you-never-knew/

預言者ムハンマドの眠る“預言者のモスク”は、イスラム教で二番目に神聖な地。礼拝スペースは屋根が自動開閉し、巨大なパラソルが花開く姿は圧巻です。緑色のドームはムスリムにとって永遠の憧憬。非ムスリムは内部に入れないものの、外観だけでも感涙モノ。

第1位 マスジド・ハラーム(Masjid al‑Haram|サウジアラビア・メッカ)

引用:https://blog.umrahme.com/en/the-legacy-of-masjid-al-haram-and-the-zamzam-well/

イスラム世界の“心臓”カアバ神殿を抱く聖モスク。収容人数は300万人超と、もはや“祈りの都市”。巡礼期のタワーク(カアバを反時計回りに7周する儀式)は、白衣の渦が創り出す壮大な光景です。拡張工事で年々姿を変えながらも、永遠に輝く信仰の中心に異論なし!

まとめ

モスクは単なる礼拝施設を超え、歴史・芸術・技術が結晶した“生きた博物館”。石とタイルに刻まれた物語を読み解けば、そこには地域ごとの伝統や国のプライドがにじみます。ぜひ次の旅の目的地リストに“モスク巡り”を追加し、世界を彩る祈りのアートを体感してみてください。さあ、あなたならどのモスクから訪れますか?