世界の空を舞台に活躍する戦闘機たちは、国の威信と技術力が詰め込まれた“空の覇者”ともいえる存在です。最新鋭のステルス性能から長年にわたる信頼性まで、各国の工夫がつまった名機がずらり。今回は、そんな世界の戦闘機をランキング形式で第10位から第1位までご紹介します!
第10位:ミグ29 ファルクラム (MiG-29 Fulcrum)

ソ連時代に開発され、現在も幅広く運用されている名機です。2基のエンジンが生み出す推力と、高い機動性能が魅力。古さを感じさせないアップグレード版も存在し、多くの国々で現役というから驚きです。短い滑走路からでも離着陸が可能な設計で、使い勝手もバツグン。東側戦闘機の代表格といっても過言ではありません。
第9位:チェンデュ J-10 (Chengdu J-10)

中国が開発した本格的な国産ジェット戦闘機で、愛称は「猛龍」とも呼ばれます。機体がコンパクトで扱いやすく、軽量ながら推力重量比に優れているのが特徴。最新の改良型では兵装の面も強化され、対空・対地攻撃ともにそつなくこなす万能タイプです。中国空軍の近代化を象徴する存在といえるでしょう。
第8位:F-16 ファイティング・ファルコン (F-16 Fighting Falcon)

アメリカが生んだ軽量級戦闘機の傑作で、通称は「バイパー」とも呼ばれ親しまれています。軽快な機動性、高性能なレーダー、そして拡張性豊かな兵装搭載能力が魅力。世界各国に輸出され、信頼性の高さから長期運用が続いています。アップグレードによって時代に合わせた改良が進められ、一向に“現役感”が衰えないのもすごいところです。
第7位:ラファール (Rafale)

フランスのダッソー社が開発したマルチロール機。空軍と海軍の両方で運用できる設計で、フランスらしい洗練されたフォルムが目を引きます。カナード翼とデルタ翼を組み合わせた機体は高い機動性を発揮し、対空から対地・対艦攻撃まで幅広い任務に対応可能。独自のエレクトロニクスとステルス性も取り入れ、欧州を代表する高性能戦闘機です。
第6位:ユーロファイター タイフーン (Eurofighter Typhoon)

イギリス・ドイツ・イタリア・スペインが共同開発した欧州の雄。カナード付きデルタ翼のスタイルが美しいだけでなく、マルチロールの名に恥じぬ多彩な作戦能力を備えています。最新のアビオニクスシステムにより、高い状況把握能力と敵機への対処能力を誇る点もポイント。欧州諸国を中心に採用され、その性能は同世代の戦闘機と比べても一線を画します。
第5位:F/A-18E/F スーパーホーネット (F/A-18E/F Super Hornet)

アメリカ海軍の主力艦上戦闘機で、F/A-18 ホーネットを大型化・高性能化したタイプです。空母からの運用を前提に設計されており、頑丈さと扱いやすさが魅力。空対空戦闘も対地攻撃もこなす万能ぶりが特徴で、アビオニクスのアップグレードも進んでいます。海を越えた運用を支えるサポート体制も充実しており、長く愛される実力派です。
第4位:スホーイ Su-35 (Sukhoi Su-35)

ロシアの大型高機動戦闘機で、Su-27の発展型として誕生しました。推力偏向ノズルを備えたエンジンが超絶的な機動性を生み出し、高速域でも驚きの旋回性能を発揮します。大出力レーダーと豊富な兵装搭載量で対空・対地・対艦まで幅広く対応可能。ステルス性は最新機ほどではないものの、一撃必殺の火力と伝統的なロシア機のパワフルさが魅力の逸品です。
第3位:殲-20 (J-20 Mighty Dragon)

中国が開発したステルス戦闘機で、中国初の第五世代ステルス機として世界を驚かせました。大柄な機体による広い兵装搭載スペース、ステルス性能と最新の電子戦システムが特徴。いまだベールに包まれた部分も多いですが、その存在感はまさに“現代のドラゴン”と呼ぶにふさわしい力強さです。
第2位:F-35 ライトニング II (F-35 Lightning II)

アメリカのロッキード・マーティンが開発した次世代ステルス戦闘機。A型(通常離着陸)・B型(短距離離陸・垂直着陸)・C型(艦上運用)の3タイプが存在し、各国のニーズに合わせて選択できるのが最大の強みです。高度なステルス性能に加え、ネットワークを活用した戦闘能力が秀逸。センサーで収集した情報を仲間と共有し、チーム全体のパフォーマンスを底上げする“空飛ぶ司令塔”のような存在感が魅力です。
第1位:F-22 ラプター (F-22 Raptor)

堂々の1位に輝くのは、アメリカ空軍の誇る第五世代ステルス戦闘機。高いステルス性能、スーパークルーズ(アフターバーナーなしで超音速巡航)能力、そして優れた機動性を兼ね備えた怪物的存在です。その性能は今なお他の追随を許さず、空中戦性能の高さはお墨付き。製造コストの高さゆえ生産数は限られていますが、その秘匿性も含めて“最強”の呼び声は揺るぎません。
まとめ
以上、世界の戦闘機ベスト10をご紹介しました!各国が培ってきた技術や戦術思想が色濃く反映されるのが戦闘機の面白いところ。ステルス機や高機動型、マルチロール機など、それぞれが個性豊かに空を駆けています。新型機の登場やアップグレードでランキングは今後も変動必至。あなたが次に注目するのはどの戦闘機でしょうか? 空を制する“次なる王者”の登場にワクワクが止まりません!