教養・世界の色々

びっくり!世界の醜い生物ランキングTOP10

「かわいいは正義」とは言うけれど、世の中には“ビジュアルに恵まれなかった”がゆえにスポットライトを浴びにくい生き物たちがいます。しかし、その独特の姿には地球の進化が生んだ深いワケと魅力がぎゅっと詰まっているのです。そこで今回は、世界の“ちょっぴりブサイク”な生物をランキング形式でご紹介。読めばきっと「意外と愛おしいかも?」と感じるはず!

第10位 イボイノシシ(Warthog)

引用:https://africageographic.com/stories/warthog-facts-you-need-to-know/

アフリカのサバンナで短い脚をバタつかせて疾走する、豚の親戚のようなイボイノシシ。顔の“いぼ”と牙、背中のモヒカンがロックな見た目ですが、実はタフで俊足。泥風呂&日向ぼっこが大好きな“自由人”です。

第9位 パープルフロッグ(Purple Frog)

引用:https://girlgonebirdzz.medium.com/fridayfrogfact-the-pig-nosed-purple-frog-b379cfb36fe9

インド西ガーツ山脈の地下生活者。ツチブタ似の“ぶた鼻”と寸詰まりのボディがユニークで、雨期のわずか数日だけ地上に現れ、慌ただしく恋をしてサッと潜る“隠れキャラ”ぶりも魅力。

第8位 ハゲコウ(Marabou Stork)

引用:https://scz.org/animal/marabou-stork

“世界一醜い鳥”との不名誉な呼び名もある大型コウノトリ。ハゲ頭に垂れ下がるのど袋、そして死肉もあさる清掃員的ライフスタイル──でもそのおかげでアフリカの自然は今日も衛生的!

第7位 ミツクリザメ(Goblin Shark)

引用:https://kids.nationalgeographic.com/animals/fish/facts/goblin-shark

深海で「飛び出すアゴ」を武器に獲物を狙う“闇の忍者”。長い吻(ロストラム)に詰まった電気受容器で獲物を察知し、瞬間的にあごを射出してパクリ。薄ピンク色の透ける肌も幻想的です。

第6位 ヌタウナギ(Hagfish)

引用:https://www.science.org/content/article/how-slimy-hagfish-ties-itself-knots-and-survives-shark-attacks

目は退化、ぬるぬるは無限。敵に襲われると海水をゼリー状にする大量スライムを発射し、相手を窒息させて退散させる“深海のスライムマスター”。

第5位 スターノーズモグラ(Star-nosed Mole)

引用:https://www.sciencefriday.com/articles/this-neuroscientist-loves-the-extremes-in-the-animal-kingdom/

鼻先に広がる22本のピンクの“触手星”は5ミリで1000分の数ミリ秒単位のタッチセンサー。暗い湿地でミミズを秒速で吸い込む、まさに“鼻で食べる”スピードイーターです。

第4位 アイアイ(Aye-aye)

引用:https://today.duke.edu/2017/09/rare-aye-aye-born-duke-lemur-center

マダガスカルの夜を駆ける“闇のドラマー”。超ロングな中指で木をコンコン叩いて中空を探り、虫を掘り出してはペロリ。見た目はホラーでも、島の森を守る重要な昆虫ハンターです。

第3位 テングザル(Proboscis Monkey)

引用:https://www.mandai.com/en/singapore-zoo/animals-and-zones/proboscis-monkey.html

オスは成長とともに鼻がグングン伸び、最終的には口をすっぽり覆う“肉のラッパ”。この鼻が共鳴して低音ボイスを轟かせ、メスへのアピール&ライバル威嚇に大活躍。

第2位 ハダカデバネズミ(Naked Mole-Rat)

By Roman Klementschitz, Wien – Own work, CC BY-SA 3.0, Link



シワシワ無毛の“地下帝国”の女王制社会。哺乳類なのに低酸素&痛み知らず、高寿命とスーパースペックぞろい。見た目以上に研究者垂涎のスターです。

第1位 ニュウドウカジカ(Blobfish)

引用:https://octopus.org.nz/content/blobfish-facts

水深1000メートルで暮らすゼラチン王。地上に引き揚げられると水圧差で“ぐにゃっ”と潰れ、この顔に…。2013年には「世界一醜い動物」の栄誉(?)を獲得するなど、実は話題の持ち主です。

まとめ

“醜い”と切り捨てるには惜しい、個性派ぞろいの面々でした。彼らは厳しい環境を生き抜くために姿を変え、結果として私たちの美的感覚の枠を大胆に飛び越えた存在です。次に動物園やドキュメンタリーで再会したら、「カワイイ」だけでは測れない“生命のデザイン力”にぜひ拍手を!