世界には「なぜこうなった!?」とツッコミたくなるほどユニークなお祭りが山ほどあります。色とりどりの粉が舞ったり、巨大な人形が炎に包まれたり、チーズが崖を転がり落ちたり――カレンダーを開けば、毎月どこかで“非日常”が待機中。今回は、参加したら一生忘れない10の祭りを、ランキング形式でご紹介します。さあ、パスポートと好奇心を片手に、妄想トリップへ出発です!
第10位 オルロのカーニバル(Carnaval de Oruro)|ボリビア

アンデスの高原都市オルロが年に一度、煌びやかな民族衣装と悪魔の仮面で溢れ返る大狂宴。吹き荒れるブラスバンドのビートに乗せ、12時間ぶっ通しで繰り広げられる「悪と善の戦い」を描いたディアブラーダ(悪魔の踊り)は圧巻! UNESCO無形文化遺産に指定され、宗教劇とダンスパレードがミックスしたラテンの底力を体感できます。
第9位 トマティーナ(La Tomatina)|スペイン

引用:https://whenincity.com/blog2/tips-about-la-tomatina-festival-in-spain
“世界最大のケチャップ製造現場”とも呼ばれる、真っ赤なトマト投げ祭り。バレンシア州ブニョールにトラックで運び込まれた完熟トマト約10万kgが一瞬で武器に早変わり。開始の号砲からわずか1時間で街はピザソース状態に。シャワー必須ですが、ストレス解消度は満点!
第8位 ロイクラトン(Loi Krathong)|タイ

引用:https://www.soas.ac.uk/about/blogs/loy-krathong-2022-learn-about-thailands-very-own-festival-lights
満月の夜、バナナの葉で作った小舟“クラトン”にロウソクと花を飾り、祈りとともに川へ流す光の祭典。首都バンコクから古都チェンマイまで、川面に浮かぶ無数の灯りが揺れ、夜空にはランタンも舞い上がる――フォトジェニック指数ほぼ∞。恋人同士で流すと永遠の愛が叶うとか。
第7位 アティ・アティハン(Ati‑Atihan Festival)|フィリピン

引用:https://travelistaph.com/ati-atihan-festival-dance/
「これぞ南国パワー!」と叫びたくなる仮装カーニバル。カリボの町では顔面を真っ黒に塗った“アティ族”スタイルで踊りまくり、ドラムの爆音が骨まで響く。クリスマス~新年ムードの延長で7日間続くため、体力勝負でもあります。神聖なサントニーニョ信仰×無礼講サンバ混成のカオスが痛快。
第6位 コッパーズヒル・チーズ転がし祭り(Cooper’s Hill Cheese Rolling)|イギリス

引用:https://www.theatlantic.com/photo/2023/05/photos-2023-coopers-hill-cheese-rolling-race/674233/
イングランド・グロスターの急斜面(最大勾配45度!)をチーズが猛スピードで転がり落ち、それを人間が全力で追いかける。転がるのは8ポンド(約3.6kg)のダブルグロスター。勝者はチーズを丸ごとゲット!
第5位 ホーリー(Holi)|インド

引用:https://www.berlin.de/events/2969911-2229501-holi-festivals-of-colours.html
春の訪れを祝う色粉ぶっかけフェス。“カラーパウダー”と色水の大乱戦で、白Tシャツが虹色へ瞬間染色。翌日には「昨日の敵は今日の友」とばかりに皆でチャイをすするギャップがまた良し。
第4位 西大寺会陽・裸祭り(Hadaka Matsuri)|日本

引用:https://destinationsmagazine.com/events/hadaka-matsuri/
岡山市・西大寺観音院で行われる、ふんどし&裸足の男たちが福木を奪い合う真冬の筋肉バトル。深夜、照明を落とした本堂に二本の「宝木」が投げ込まれた瞬間、数千人が一斉ダイブ! 鬼気迫る熱気と水行の寒さが入り混じり、見る側の心拍数も急上昇。無病息災と五穀豊穣を祈願します。
第3位 火祭り(Las Fallas)|スペイン

引用:https://www.isango.com/theguidebook/las-fallas-festival/
レンシアの街角に立つのは高さ20m超えの巨大人形“ファジャス”。風刺画さながらの造形美を誇る這い上がり系アートが、最終夜「ニトロ・デ・フォク(火の夜)」でド派手に焼失! 火と爆竹が交差する光景は「スペイン版大晦日+アート展+爆音ライブ」。燃える芸術に乾杯。
第2位 インドラジャトラ(Indra Jatra)|ネパール

カトマンズ旧王宮前で“生き神”クマリ女神の山車が巡行する、ヒンドゥーと仏教のハイブリッド祭事。獅子舞“ラクヘ”の仮面が夜の街を飛び跳ね、雷神インドラへ豊穣を祈る太鼓が鳴り響く。王族の歴史と市民の信仰が交わる神秘的ムードは、一歩踏み入れた瞬間に異世界転移した感覚。
第1位 バーニングマン(Burning Man)|アメリカ

ネバダ州ブラックロック砂漠に1週間だけ現れる“理想都市ブラックロックシティ”。参加者全員がアーティストとなり、巨大ウッドアート、LED装甲自転車など自由度MAXの作品を持ち寄るDIYの楽園です。最終夜、シンボルの「マン像」を炎上させるクライマックスは、文明と自然の狭間で感じる“心のリセットボタン”。キャッシュが使えない“ギフティング経済”も面白い!
まとめ
一口にお祭りと言っても、テーマもスケールもアプローチも千差万別。そこに共通するのは「ここでしか味わえない高揚感」です。トマトを浴びても、粉まみれになっても、砂漠でアートを燃やしても――帰国後は不思議と心が軽くなるはず。次の長期休暇、あなたはどのフェスティバルに飛び込みますか? 世界はあなたの“参加表明”をいつでも待っています。