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びっくり!珍しい死亡事故ランキングTOP15

世の中には、思わず「なんでそうなった!?」と突っ込みたくなるような、奇妙きわまりない出来事がたくさん存在します。特に死にまつわるエピソードとなると、ショッキングさと同時に、運命のいたずらを感じざるを得ません。今回は、そんな「世界の珍しい死亡事故」をランキング形式でご紹介します。歴史上の人物から都市伝説的な話まで、多種多様な“珍事件”をお楽しみください!

第15位:月を抱きしめに行った詩人

中国・唐代を代表する詩人、李白(Li Bai / Li Po)にはこんな伝説的な死因があります。酒をこよなく愛した李白は、酩酊状態で船に乗っていた際、水面に映る月を抱きしめようと川に身を乗り出し、足を滑らせて溺れた――というもの。真偽のほどは諸説ありますが、ロマンチックなのか、ただの酒乱なのかは謎ですね…。

第14位:食べすぎ王様の最後

18世紀のスウェーデン国王、アドルフ・フレドリク(Adolf Frederick)は、ある日暴飲暴食をしてしまい、そのまま絶命してしまったと伝わっています。豪華な食事のしめに甘い菓子や大量のデザートを平らげ、その衝撃的な量が致命傷になったとか。食の悦楽もほどほどに…という典型例です。

第13位:膀胱を犠牲にした天文学者

デンマークの著名な天文学者、ティコ・ブラーエ(Tycho Brahe)が亡くなった原因には「宴席でトイレに行くのを我慢しすぎた」という説があります。当時は礼儀として、食事中に退席するのははしたないとされていたようで、結果的に膀胱に大きな負担がかかり、合併症を起こして命を落としたとされます。なんとも切ない“礼儀の代償”ですね。

第12位:「当たるもんか」と油断して…

アメリカ南北戦争時代の北軍将軍、ジョン・セッジウィック(John Sedgwick)は、戦場で「やつらの射撃なんか当たるものか!」と豪語した直後、敵狙撃兵の弾丸が命中してしまったという逸話があります。

第11位:ナイアガラの滝より恐ろしい!?

イギリス人の冒険家、ボビー・リーチ(Bobby Leach)は、樽に入ってナイアガラの滝を見事に生還した強者でした。しかしその後、街中でオレンジの皮を踏んで滑り転倒。足を骨折したことがきっかけで、病気を併発し命を落としてしまったのです。大自然の絶壁を乗り越えても、日常の“小さな落とし穴”には勝てなかったという、なんとも皮肉な話です。

第10位:外套シャワーの悲劇

古代アテナイの立法者として知られるドラコ(Draco)は、民衆からの絶大な人気を誇っていました。ある劇場で大勢のファンが、「称賛の印」として自分たちのマントを彼に投げ与えたという逸話があります。しかし、その量があまりにも多かったため、なんとドラコンは外套の重みに埋もれて窒息死してしまったと言われています。

第9位:亀が落ちてきた!?

古代ギリシアの悲劇詩人エウリピデス…ではなく、同じく古代ギリシアの劇作家アイスキュロス(Aeschylus)について語られる有名な“怪死伝説”です。アイスキュロスが散歩中、上空を飛んでいたワシ(あるいはタカ)が捕えた亀を地面に落として殻を割ろうとしたところ、その亀がアイスキュロスの頭上に直撃。これが致命傷となって亡くなったと伝えられています。空から降ってくるのは雨だけじゃない、という衝撃事例です。

第8位:証明しようとして…

アメリカの弁護士クリメント・ヴァランディガム(Clement Vallandigham)は、法廷での弁護中に「被告は誤って自分を撃ったのだ」という説を証明するため、実演を試みました。しかし、その実演中に銃の扱いを誤り、自分自身を撃ってしまうという悲劇が…。結果的には被告の無実を証明したものの、弁護士本人は命を落としてしまいました。文字通り“身をもって証明”してしまったケースですね。

第7位:寒さで鶏を冷凍…

イギリスの哲学者フランシス・ベーコン(Francis Bacon)は、「肉は雪で保存できるのか?」という疑問を解消すべく、鶏肉に雪を詰め込み、外で実験を行いました。ところが、実験に没頭しすぎたあまり、今度はベーコン本人が風邪をこじらせてしまい、そのまま肺炎で亡くなったと言われています。学問の追求心は素晴らしいものですが、体調管理は大事ですよね。

第6位:セグウェイ社オーナーの悲劇

近未来の乗り物として話題を集めたセグウェイですが、その会社を買収してオーナーとなったイギリス人実業家ジミー・ヘジドゥセン(Jimi Heselden)が、なんと崖の上でセグウェイを運転中にバランスを崩し、転落死したと報じられています。自らのビジネスを象徴する乗り物で命を落とすという、あまりにも皮肉な出来事として有名です。

第5位:飲みすぎは危険!

健康志向が高じてニンジンジュースを大量に摂取していたイギリス人のバジル・ブラウン(Basil Brown)は、短期間で異常なほどの量を飲み続けた結果、ビタミンA過剰症や肝臓障害を引き起こし、亡くなってしまいました。何事もほどほどが大事! 体にいいものでも、過剰摂取は命に関わるという教訓です。

第4位:止められない笑い

古代ギリシアの哲学者クリシュッポス(Chrysippus)は、ワインを飲みながら酔っぱらったロバを見て大笑いし、そのまま笑いが止まらなくなって死んでしまったという伝説があります。笑い死に、というのはフィクションのようですが、笑いが健康によいのは確かでも、笑いすぎにはご注意を…。

第3位:世界一長いヒゲにつまずく

16世紀のオーストリアの町長であったハンス・シュタイニングャー(Hans Steininger)は、世界一長いヒゲの持ち主と言われていました。ところがある日、火事に驚いて急いで避難しようとした際、自分の長すぎるヒゲを踏んで転倒、首の骨を折って亡くなったというのです。オシャレもほどほどが安全…という教訓でしょうか。

第2位:絶対に割れない窓?

カナダの弁護士、ゲイリー・ホイ(Garry Hoy)は、高層ビルの会議室で「この窓ガラスは絶対に割れない」と同僚に示そうと、窓に体当たりしました。すると本当にガラスは割れなかった…ものの、窓枠ごと外れてしまい、彼はそのままビルの外へ転落。世界でも有数の「なんとも言えない」不運事故として語り継がれています。

第1位:スカーフが命取り

ダンスやバレエの世界で有名なアメリカのダンサー、イサドラ・ダンカン(Isadora Duncan)は、首に巻いた長いスカーフが車の車輪やホイールに巻き込まれ、そのまま首が締まる形で命を落としてしまいました。エレガントで風になびくスカーフも、一歩間違えると大惨事を招くという、まさにファッションの裏に潜む悲劇といえます。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 歴史上の人物から都市伝説的な話まで、思わず言葉を失うような「ユニークすぎる死」の数々をご紹介しました。
「死」は本来厳粛なものですが、時として、こうした奇妙な形をとることもあるようです。最後に言えることはただひとつ。どんな小さな事故も予想外の結果を引き起こす可能性があるので、日常生活でも「まさかの事態」を想定して気をつけたいものですね。

以上、くれぐれも安全第一でお過ごしください!