世界各地には、お国柄を反映した“ちょっと不思議”な法律が数多く存在します。「え、そんな法律あり!?」と思わず突っ込みたくなるものから、案外合理的な理由が潜んでいるものまで、多種多様。今回はそんな“世界の面白い法律”をランキング形式でご紹介します!
第15位:酔ったまま牛に乗るのは禁止
スコットランドには「酔った状態で牛に乗ると違法になる」という、不思議な法律があります。お酒に酔ったまま大きな動物をコントロールするのは危険ですし、周囲にも迷惑がかかりそう。アルコールを楽しむのはほどほどに…というスコットランドからの粋なメッセージなのかもしれません。
第14位:自宅の電球交換は免許が必要だった
オーストラリア・ビクトリア州には、「資格を持った電気技師以外が電球を取り換えると違法」という法律が存在していました。現在は緩和され、電球の交換とソケットからのプラグの取り外しは明確に除外されていますが、かつては厳密に「電気工事士のみが行うべし」とされていたとか。安全面を重視した結果でしょうが、ちょっと大げさに感じる人も多いかもしれませんね。
第13位:妻の誕生日を忘れるのは厳禁
南国サモアでは、妻の誕生日を忘れると違法になります。サモアでは家族や親族をとても大切にする文化が根付いているのは事実。くれぐれも大事な日の管理は怠らないように!
第12位:高速道路でガス欠は厳禁
ドイツの高速道路は制限速度無制限の区間もあることで有名。そんな高速道路上で「燃料切れを起こすと罰金の対象」とされています。安全管理を徹底しているドイツならではですが、燃料チェックを怠った場合のペナルティが、走行車線の速さと同様に“容赦ない”のはちょっとスリリングですね。
第11位:ドラッグレース(違法なストリートレース)は禁止
カナダのトロントでは「ドラッグレースは重大な犯罪行為」として厳罰化されています。他の国でももちろん違法ですが、トロントでは特に罰金・免許停止・車両の押収など、手加減なしの処罰が課されるケースが多いのだとか。愛車を走らせたいなら、合法の場所で思う存分楽しみましょう!
第10位:ブタにナポレオンを名付けることは禁止
「フランスではブタに“ナポレオン”と名付けてはいけない」なんて耳を疑いたくなる法律。ナポレオン・ボナパルトは言わずと知れたフランスの英雄的存在。いかにブタが愛らしい動物であっても、偉人の名を命名すると“侮辱”と捉えられかねないとか。いわゆるフランス流の敬意表現ですね。
第9位:日曜日の騒音禁止法
スイスでは日曜日に「洗濯機の使用や草刈り機の操作など、騒音が出る行為」は禁止されている地域があります。静かな環境でしっかり休息することを重んじる国柄が反映されていますね。のどかな風景が広がるスイスのイメージは、こんな配慮からきているのかもしれません。
第8位:ヴェネツィアのハトへの餌やり禁止
イタリアの観光都市・ヴェネツィアでは、広場のハトに餌を与えるのが違法とされています。ハトの増えすぎにより、街の歴史的建造物が傷むのを防ぐためとのこと。ついついパンくずをあげたくなりそうですが、お財布にも街の景観にも厳禁ですのでご注意を。
第7位:王室の白鳥所有法
イギリスでは、王室が特定の白鳥を“所有”しているという法律が存在します。王室の財産に数えられている白鳥たちを捕まえれば法的に罰せられるそうです。現代では滅多にお目にかからない場面ですが、英国文化の象徴的なエピソードですね。
第6位:ノルウェーの赤ちゃん命名規制
北欧といえば福祉が充実した国々として知られていますが、ユニークな法律のひとつに「子どもの名前に関する規制」があります。あまりに奇抜だったり、子どもが将来困りそうな名前は役所側に却下されることも…。可愛らしい響きの名前が多いイメージは、こうしたルールがバックグラウンドにあるのかもしれません。
第5位:シンガポールのチューインガム禁止法
シンガポールといえば「ガム禁止」で有名。街を清潔に保つという目的で、チューインガムの輸入・販売は原則禁止されています。違反すると高額な罰金が科されることもあるため、旅行で訪れる際はうっかりガムを持っていかないよう要チェック。おかげで街は本当にきれいです。
第4位:アラバマ州のアイスクリームコーンを後ろポケットに入れることは禁止
アメリカのアラバマ州には「アイスクリームコーンを後ろポケットに入れると違法になる」という、一瞬「何故?」と考えてしまう法律があります。かつてはそれを利用して馬を盗む手口(馬がアイスに釣られてついてきちゃう)を防ぐためと言われていますが、現代では完全にギャグ。法律の名残って面白いですね。
第3位:ギリシャの遺跡でハイヒール禁止
ギリシャのパルテノン神殿などの歴史的遺跡では、ハイヒールの着用を禁止しています。ピンヒールなどによる遺跡の損傷を防ぐためとのこと。スタイリッシュな靴で遺跡巡りしたい気持ちは山々ですが、長い歴史を持つ貴重な文化遺産を守るためと考えれば納得!
第2位:朝6時前の酒類販売禁止
イギリスでは地域によって、朝早い時間帯のアルコール販売が制限されています。夜型の人やパーティー好きには少々厳しいかもしれませんが、深酒やトラブルを避けるために役立っているのだとか。とはいえ、パブ文化の盛んなイギリスらしく、日中以降は思いっきり楽しめるのがまた面白いところ。
第1位:タイの通貨を踏むことは禁止
タイでは、国王の肖像が描かれた紙幣や硬貨を踏むことは重大な不敬行為とみなされるため違法となります。うっかり落としたコインを足で止める…なんて日常的にやりがちですが、タイでは絶対にNG。文化や伝統を尊重する気持ちがうかがえますね。
まとめ
いかがでしたか?国や地域によっては「なぜそのルール!?」と首をかしげたくなるようなものもありましたが、それぞれの文化や歴史、伝統の裏づけがあると考えると興味深いですよね。もし海外旅行に行かれる際は、ユニークな法律を事前にチェックしておくと、トラブル回避だけでなく話のネタにもなるかもしれません。世界にはまだまだ驚きがたくさん!ぜひ次の旅に役立ててください。