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世界的に有名な天才発明家ランキングTOP15

世の中には数えきれないほどの発明家がいますが、その中でも“天才”と呼ばれるレジェンド級の人物たちは、私たちの生活を劇的に変えてきました。今回は、そんな「世界的に有名な天才発明家ランキング」のトップ15をご紹介します。歴史上の偉人から、比較的近代に活躍した人物まで、どんな発明が私たちの暮らしを豊かにしてきたのか、ひも解いていきましょう!

第15位:アルフレッド・ノーベル (Alfred Nobel)

By Unknown author – http://sok.riksarkivet.se/sbl/Presentation.aspx?id=8143, Public Domain, Link



ダイナマイトを発明し、自身の莫大な財産をもとに「ノーベル賞」を創設した発明家。もともとは危険なニトログリセリンを扱いやすくした形で爆薬を改良し、工事現場などで飛躍的に作業効率を高めました。一方で、爆薬が戦争にも使われることを憂い、平和や学術の発展に貢献する賞を設けました。

第14位:ベンジャミン・フランクリン (Benjamin Franklin)

By Joseph-Siffred DuplessisZgEyj5EEKdux-g at Google Cultural Institute maximum zoom level, Public Domain, Link



凧揚げ実験で雷が電気であることを証明した人物で、避雷針や遠近両用眼鏡などの発明でも知られるマルチな天才。政治家や外交官としても活躍し、アメリカ独立にも深くかかわった“万能人間”です。お札の顔にもなっているだけあって、科学と政治を両輪で動かしたレジェンドといえるでしょう。

第13位:カール・ベンツ (Carl Benz)

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世界初の実用的なガソリン自動車を開発したドイツ人の発明家。彼の発明した三輪車タイプの自動車は、のちのメルセデス・ベンツへとつながる大きな一歩となりました。初期の自動車は馬車と変わらない速度だったとも言われますが、その挑戦が現代の車社会の礎を築いたのです。

第12位:サミュエル・モールス (Samuel Morse)

引用:https://en.wikipedia.org/wiki/Samuel_Morse

「モールス信号」でおなじみのサミュエル・モールスは、画家として活動しながら電信技術の開発に没頭していた異色の経歴を持ちます。彼の通信方式と装置は世界中に広まり、遠く離れた場所への情報伝達を瞬時に行うことを可能にしました。メールやSNSの原点ともいえる発明が、ここから始まったのです。

第11位:グリエルモ・マルコーニ (Guglielmo Marconi)

引用:https://en.wikipedia.org/wiki/Guglielmo_Marconi

ラジオ通信を世に広めたイタリア人発明家。19世紀末に無線電信の実験を成功させ、その後、船舶が遭難信号を送れるようになるなど、通信のあり方を一変させました。彼の技術がなければ、遠洋でのSOSも届かない世界だったかもしれません。現代の衛星通信や携帯電話のルーツを作ったともいえます。

第10位:ルドルフ・ディーゼル (Rudolf Diesel)

By Unknown author – http://www.volvotrucks.com/trucks/macedonia-market/mk-mk/newsmedia/pressreleases/pages/press_article.aspx?pubid=6920, Public Domain, Link



ディーゼルエンジンの開発者として知られ、高い圧縮比で燃焼させる仕組みを生み出しました。ガソリンに比べて燃料効率が良く、トラックやバスなどの大型車両で大活躍。ディーゼルエンジンが普及したことで輸送のコストが下がり、物流革命の一端を担ったのです。いまも世界中でディーゼル車が走っているのは、彼の功績あってこそですね。

第9位:ティム・バーナーズ=リー (Tim Berners-Lee)

By Paul ClarkeOwn work, CC BY-SA 4.0, Link



私たちの生活の基盤ともいえるウェブの技術を確立したのが、ティム・バーナーズ=リーです。彼はHTTPやHTMLの開発など、今や当たり前となったウェブ環境の基本構造を考案した人物で、現代の情報革命を支えています。

第8位:アレクサンダー・グラハム・ベル (Alexander Graham Bell)

By Moffett Studio – Library and Archives Canada / C-017335, Public Domain, Link



電話を発明した男として有名なベルは、聴覚や言語障がい者の教育に深くかかわっていたことでも知られています。電話機の特許を取得しただけでなく、音響学や航空学など多彩な分野に精通していたまさにマルチな発明家です。

第7位:ライト兄弟 (Wilbur Wright / Orville Wright)

By Orville Wright and Wilbur Wright (credited as photographers) , Library of Congress, Public Domain, Link
By Orville Wright and Wilbur Wright (credited as photographers) , Library of Congress, Public Domain, Link



「空を飛ぶ」という人類の永遠の夢を現実にしたのがライト兄弟。初めて動力飛行機を開発し、1903年にライトフライヤー号で有人動力飛行に成功しました。飛行機が登場したことで、世界はぐっと狭くなり、旅や物流の概念が一変。どの時代でも、壮大な挑戦はロマンをかき立てますが、彼らの挑戦が「空の旅」を当たり前のものにしてくれました。

第6位:スティーブ・ジョブズ (Steve Jobs)

By Matthew Yohe, CC BY-SA 3.0, Link



Appleの共同創業者であり、iPhoneやMacなど革新的な製品を数々世に送り出した発明家。発明というとハードウェアのイメージが強いですが、ジョブズは「人々の使い方までデザインする」発想力がずば抜けていました。テクノロジーを“かっこよくて、直感的”に変えた革命児とも言えます。

第5位:ジェームズ・ワット (James Watt)

引用:https://en.wikipedia.org/wiki/James_Watt

産業革命を支えた蒸気機関の改良者として有名なジェームズ・ワットは、エネルギーの利用方法を根本的に変えた人物です。蒸気機関自体は彼以前から存在していましたが、ワットの改良により効率が格段にアップし、工場の機械化や大量生産が進みました。「ワット(W)」という電力の単位にもその名を残しているほど、エネルギー社会に貢献した天才です。

第4位:ヨハネス・グーテンベルク (Johannes Gutenberg)

By http://www.sru.edu/depts/cisba/compsci/dailey/217students/sgm8660/Final/, Public Domain, Link



活版印刷技術を大成させたグーテンベルク。彼の発明した活版印刷機は、書物を大量生産できるようにしたことで、情報や学問の普及に大きく貢献しました。グーテンベルク以前は書物は限られた人々だけのものでしたが、彼のおかげで知識は一気に広がり、ルネサンスや宗教改革、科学革命などに大きな影響を与えたのです。

第3位:ジョン・ロジー・ベアード (John Logie Baird)

引用:https://en.wikipedia.org/wiki/John_Logie_Baird

ジョン・ロジー・ベアードは、機械式テレビの開発に成功し、映像を遠くまで飛ばす夢を現実にしました。当初はかなり粗い映像だったそうですが、それでも「その場にいない人を映像で見られる」衝撃は絶大。今では4Kや8K映像、さらにはネット配信が当たり前ですが、その礎を築いたのはこの人なのです。

第2位:ニコラ・テスラ (Nikola Tesla)

By Napoleon Sarony – postcard (radiographics.rsna.org), Public Domain, Link



エジソンと同時代を生き、交流電力システムを主導したのがニコラ・テスラ。無線通信やX線など、当時としては革命的なアイデアを次々に打ち出しました。その先見の明は群を抜いており、一部ではSFじみた発明や“テスラ・コイル”などの奇想天外な実験により、「奇才」感が強いともいわれています。

第1位:トーマス・エジソン (Thomas Edison)

引用:https://en.wikipedia.org/wiki/Thomas_Edison

「発明王」の異名を持つエジソンは、白熱電球、蓄音機、映写機など、数々の実用的な製品を開発・改良し、特許取得数は1,000件以上ともいわれています。研究室には優秀な仲間を多く抱え、チームで新技術を次々に生み出すスタイルを確立。ありとあらゆる分野に手を出す探求心と圧倒的な行動力は、まさに天才の中の天才といったところでしょう。

まとめ

いかがでしたか?時代や国を越えて私たちの暮らしを便利にした発明家たちの功績は、一度知ると感動が止まりませんよね。自分が使っている電化製品やインターネットなど、当たり前の道具にも先人たちの知恵と熱い情熱が詰まっています。世の中を変える新たな“天才”が現れるのはいつなのか、私たちもワクワクしながら見守りたいものです!