“危険を冒してこそ世界は回る”――そんな言葉がありますが、命を張って働く人々の現場は、想像以上にスリリングです。最新の米国労働統計局（BLS）の致命的労働災害率〔2023年版〕をベースに、「危険な仕事トップ10」を10位から1位までノンストップでご紹介！ あなたの知らない“命がけプロフェッショナル”の世界へ、軽快にご案内します。
第10位 農場・牧場経営者（Farmers, Ranchers & Other Agricultural Managers）
自然相手の“常在戦場”――大型機械の転倒事故、家畜の暴走、突然の嵐。広大な土地を相手に孤軍奮闘する彼らの致命傷率は19.0／10万人。牛の角も、トラクターも、油断した瞬間に牙をむく。
第9位 構造鉄骨工（Structural Iron & Steel Workers）
高層ビルの骨格をスパナ1本で組み上げるスカイウォーカー。19.8／10万人のリスクは“落下”と“落下物”。安全帯は命綱、ボルトは命そのもの。
第8位 造園・植栽管理作業員（Grounds Maintenance Workers）
「芝刈り日和♪」の裏側で、チェーンソー暴走、落下枝直撃、ハチの逆襲…。20.5／10万人の危険は、緑の香りにまぎれてやってくる。
第7位 トラック運転手・配送運転手（Driver/Sales Workers & Truck Drivers）
ハンドルを握る長距離ロードムービーの主役。26.8／10万人の死角は、眠気と過密ダイヤ。高速の一瞬の判断が、生と死を分ける。
第6位 建設作業補助員（Helpers, Construction Trades）
現場の縁の下エース。がれき搬出に資材運搬、危険地帯の“何でも屋”ゆえ27.4／10万人。重機と職人が飛び交うカオスで、気を抜くヒマはゼロ。
第5位 航空機パイロット・航空機関士（Aircraft Pilots & Flight Engineers）
紳士の制服の裏には31.3／10万人の冷汗。悪天候、機体トラブル、山岳滑走路――空のロマンは紙一重のスリルでできている。
第4位 廃棄物回収作業員（Refuse & Recyclable Material Collectors）
街のキレイは彼らの汗とリスクのおかげ。41.4／10万人を叩き出すのは、後方無視の車、想定外の化学物質、そして高重量ゴミの落下。
第3位 屋根工（Roofers）
真夏の灼熱屋根でダンス。51.8／10万人の敵は、滑りやすい勾配と突風。高所作業は“転ばぬ先の命綱”こそ命を守る最後の砦。
第2位 漁業・狩猟従事者（Fishing & Hunting Workers）
世界は広いが海はもっと広い――86.9／10万人。荒れる海、絡む網、転落、極寒。一本釣りのロマンと引き換えに、常に海難事故の恐怖がつきまとう。
第1位 伐採作業員（Logging Workers）
堂々のトップは森の切り込み隊長。倒木の進路計算ミス、チェーンソー暴発、山奥での救急難――致命率98.9／10万人は伊達じゃない。“木”と“死”は一画違い。
まとめ
いかがでしたか？ どの職種も社会を支える不可欠なピースでありながら、その舞台裏には日常的に命を賭けた攻防があります。もし街で彼らを見かけたら、心の中でそっと敬礼を――そして安全を守る制度やテクノロジーにもっと投資しよう、と考えていただければ幸いです。危険と背中合わせのプロフェッショナルたちに、今日も拍手！
