世界には、私たちの想像をはるかに超えるほど厳しく、まさに“地球ってすごい!”と驚かされるような自然環境がたくさんあります。今回はそんな「過酷すぎる!」と声が出てしまいそうな場所を、ランキング形式でご紹介します。最後までお見逃しなく!
第10位:ハリケーン・ベルト (Hurricane Belt)

引用:https://www.tidalbasingroup.com/watching-for-tropical-storm-sara-and-hurricane-sara-what-to-know/
カリブ海やメキシコ湾、そしてアメリカ南東部などを含むエリア、通称「ハリケーン・ベルト」。毎年やってくる大型ハリケーンによって、激しい暴風雨や洪水、高潮などの被害が繰り返し起こります。ハリケーンのエネルギーはとんでもなく強大で、一度発生するとその進路に当たる地域では警戒態勢が必須。自然の猛威にさらされながらも、そこに暮らす人々のたくましさも感じられる場所です。
第9位:オイミャコン (Oymyakon)

引用:https://www.thegoldenscope.com/2024/01/oymyakon-the-worlds-coldest-village/
世界で最も寒い定住地として知られるロシアの「オイミャコン」。ここは冬になると-50~60℃(-58~76℉)を下回ることも当たり前。観測史上最低気温はなんと-70℃(-94℉)超えとも言われています。まつ毛が瞬時に凍るなんてレベルじゃありません!いくら着込んでも痛烈に冷える極寒の地です。そんな極限の寒さの中でも、人々は温泉や凍らない川などを活用しながら逞しく暮らしています。
第8位:死海 (Dead Sea)

引用:https://www.touristisrael.com/dead-sea-beaches/9805/
イスラエルとヨルダンにまたがる「死海」。海抜マイナス400メートル近い、地球上でもっとも標高が低い場所にある塩湖です。塩分濃度がめちゃくちゃ高いため、泳げない人でもぷかぷか浮かべちゃうというのは有名な話。とはいえ、この高い塩分濃度は生物にとっては過酷そのもの。“死海”の名は伊達ではありません。さらに近年は水位低下が深刻で、地形や環境にも影響が出ているんです。
第7位:アマゾン熱帯雨林 (Amazon Rainforest)

圧倒的スケールを誇る「アマゾン熱帯雨林」。高温多湿でジメジメ、蚊や未知の虫、毒ヘビ、ジャガーなど危険生物もたくさん。さらに豪雨が降れば川はすぐ増水し、足場もおぼつかない。探検家が滑って転んで大ピンチになるシーン、よく映画でも観ますよね。それでも地球上の生物多様性の宝庫であり、生命の神秘が詰まりまくったジャングルです。
第6位:デスバレー (Death Valley)

名前からして物騒な第6位は「デスバレー」。アメリカ・カリフォルニア州東部にあるこの地域は、なんと世界有数の高温地帯。かつて気温が56.7℃(134.06℉)まで上昇したという記録もあり、まさに“死の谷”!降水量も極端に少なく、乾燥しまくった大地が広がります。それでも一部の植物や動物はここで生活しているから驚きです。まさに地球上の焼け焦げゾーン。
第5位:マリアナ海溝 (Mariana Trench)

今度はぐっと海の底へ。第5位は世界最深の海溝「マリアナ海溝」。最深部のチャレンジャー海淵は約11,000メートルもあるとか。上からの水圧はとてつもなく、潜水艇ですら耐えるのが一苦労。その上、光も届かない漆黒の世界です。こんな過酷な環境なのに、深海生物が独特の進化を遂げて暮らしているから自然の不思議は止まりません。
第4位:エベレスト山 (Mount Everest)

標高8,848メートル(最近は8,849メートルとも)の世界最高峰!第4位は「エベレスト山」。とんでもない高さゆえに空気は薄く、気温は低く、天候は変わりやすい。酸素ボンベを背負わなければ命の危険があるレベルです。それでも世界中の登山家たちが憧れを胸に登頂を目指す場所。登るだけでも命がけ、でもその頂からの景色は言葉にできないほどの絶景だとか。
第3位:南極大陸 (Antarctica)

地球の最南端、「南極大陸」。氷と雪に閉ざされたその大地は、世界で最も寒く、最も乾燥し、そして最も強風が吹く場所のひとつ。夏でも場所によっては氷点下を下回り、吹き荒れるブリザードの中での移動はまさに死闘。ペンギンたちがくちばしと足だけで上手に暮らしているのを見ていると、なんだか勇気が湧いてきますね。
第2位:カムチャツカ火山地帯 (Kamchatka Volcanic Area)

引用:https://www.volcanoadventures.com/kamchatka/expedition.html
ロシア極東部に位置する「カムチャツカ火山地帯」。活火山の数が100を超えるとされ、噴火や地震、地形変化が日常茶飯事というアグレッシブなエリアです。湧き出る熱水や泥火山など、極寒の地でありながら火山活動が活発というギャップがスリリング!自然の驚異がたっぷり凝縮された場所で、まさに地球のエネルギーを肌で感じられます。
第1位:ダロル火山 (Dallol Volcano)

そして堂々の第1位は、エチオピアのダナキル砂漠に位置する「ダロル火山」。ここは“世界一暑い定住地”とも称され、平均気温が35℃(95℉)を超える年もあり、とにかく猛烈に暑い!更に色鮮やかな酸性の熱水泉がポコポコと湧き出し、地形も未知の惑星のような不思議な光景が広がります。高温、強い酸性、そして火山活動というトリプルコンボで、まさに“地球一の過酷さ”を見せつける絶景スポットです。
まとめ
いかがでしたか?世界にはこんなにも「こんなところに人や生物が本当に暮らしているの!?」と思わず目を見張ってしまうような土地があるんです。自然の恐ろしさも感じますが、同時にその土地に適応し、逞しく生きていく人間や生き物のパワーには驚かされますね。これからも地球の神秘を存分に味わいながら、自然の力をリスペクトしていきたいものです。次の旅先には、ちょっと刺激的すぎるかもしれませんが…皆さんも機会があれば、ぜひ地球の過酷な息吹を体感してみてください!