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閲覧注意!世界の珍しい料理ランキングTOP15

世界は広い!そしてその広さと同じくらい多種多様な食文化が存在します。今回は、その中でも「えっ!? これ食べるの!?」と思わず声が出てしまいそうな、人によっては「気持ち悪い」「グロテスク」などと感じる料理をランキング形式でご紹介。見た目や香り、味に驚きながらも、その土地ならではの歴史や文化が詰まった絶品(?)グルメたちです。さて、どんな料理が登場するのか、さっそく第15位からどうぞ!

第15位:シラコ (Shirako)

Qwert1234 – Qwert1234’s file, CC 表示-継承 3.0, リンクによる



日本の居酒屋や寿司屋で出合えるシラコは、魚の白子(精巣)を調理したもの。クリーミーでとろけるような舌触りが特徴で、ポン酢や塩でシンプルに味わうのが定番。見た目のインパクトが気にならなければ、その濃厚な旨みに夢中になるかもしれません。

第14位:ブレインタコス (Brain Tacos)

引用:http://www.deependdining.com/2009/05/brains-are-back-tacos-de-sesos-aka-beef.html

メキシコのストリートフードでは、牛やヤギなどの脳みそを使ったタコスも人気の一角。とろりとした独特の食感と、スパイシーなサルサが絶妙にマッチします。見た目のハードルは高めですが、勇気を出してかぶりつくと新たな美味の扉が開く…かも?

第13位:ウィトラコチェ (Huitlacoche)

By Nsaum75 at English Wikipedia, CC BY-SA 3.0, Link



“メキシコのトリュフ”とも呼ばれるウィトラコチェは、トウモロコシに寄生する黒い菌核(コーンスマット)。見た目は真っ黒でびっくりしますが、芳醇な風味と旨味が絶品。タコスの具やスープに使われ、現地のグルメには欠かせない存在です。

第12位:燕の巣スープ (Bird’s Nest Soup)

By Robert Staudhammer from Earth – bird’s-nest-soup-Miri-Malaysia, CC BY-SA 2.0, Link



中国料理の高級食材として名高い燕の巣スープは、アナツバメが固まった唾液から作る巣をお湯で煮溶かして作られる贅沢なスープ。とろみのある繊細な舌触りと、ほんのり甘い風味が特徴です。美容や健康に良いとされ、昔から宮廷料理として愛されてきた伝統の一品です。

第11位:ルートフィスク (Lutefisk)

By JonathunderOwn work, CC BY-SA 3.0, Link



北欧の伝統料理、ルートフィスクは干したタラを灰汁(あく)や苛性ソーダ(Lye)で処理して柔らかく戻したもの。ぷるんとした独特のゼラチン質な食感が特徴で、食べるときはホワイトソースやバターソースをかけるのが一般的。クリスマスシーズンには欠かせないごちそうとしてノルウェーやスウェーデンで親しまれています。

第10位:ハギス (Haggis)

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スコットランドの伝統料理ハギスは、羊の内臓(心臓、肝臓、肺)を刻んでオートミールや香辛料と混ぜ、羊の胃袋に詰めて茹で上げたもの。見た目はなかなか衝撃的ですが、スパイスの効いた濃厚な味わいが魅力。地元ではウイスキーとの相性が抜群と言われています。

第9位:臭豆腐 (Stinky Tofu)

By PilzlandOwn work, CC0, Link



台湾や中国などで広く食べられる発酵豆腐、“臭豆腐”。その名の通り強烈なにおいが特徴ですが、独特のコクが楽しめます。屋台の定番グルメとして、ビールのお供にもぴったりというから驚きです。

第8位:ピータン (Century Egg)

By Kowloneese, CC BY-SA 3.0, Link



中国発祥のピータンは、アヒルの卵を石灰や塩、水などと一緒に漬け込み、長時間かけて発酵させたもの。半透明の褐色の白身と、とろりとした緑色の黄身はインパクト抜群です。硫化水素の独特の匂いとクリーミーなコクがクセになり、豆腐と合わせる「ピータン豆腐」は多くの中華料理ファンを虜にしています。

第7位:エスカモーレス (Escamoles)

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メキシコで“昆虫のキャビア”と呼ばれるエスカモーレスは、アリの卵を使った料理。プチプチした食感とほんのり甘い風味が特徴で、タコスに挟んだりオムレツに混ぜたりと大活躍です。日常的に食される昆虫料理は、今や世界の食糧危機解決の鍵とも言われています。

第6位:サンナクチ (Sannakji)

By by LWY at flickr – https://www.flickr.com/photos/lwy/2148450847/, CC BY 2.0, Link



韓国で人気の珍味、サンナクチは生きたタコをぶつ切りにしてゴマ油や塩でいただく料理。まだ動いている吸盤が舌や口の中にぴたっと張りつく、衝撃的な食感が特徴です。勇気を出して「動く刺身」にチャレンジしてみるのも一興かも?

第5位:バロット(Balut)

By JBYBIOSA – Own work, CC BY-SA 4.0, Link



フィリピンのストリートフードの代表格。これは孵化直前のアヒルの卵を茹でたもので、殻をむくと中から半分成長したヒナが現れます。見た目こそ衝撃的ですが、濃厚な卵の黄身と柔らかい骨や羽が合わさった味わいは一度ハマるとやみつきになるとか。

第4位:ハカール (Hákarl)

By Chris 73 / Wikimedia Commons, CC BY-SA 3.0, Link



アイスランド名物のハカールは、サメの肉を地中に埋めて発酵させ、さらに天日干しにした伝統料理。アンモニアのような強い香りが特徴で、「世界一臭い食べ物」の呼び声も高い逸品です。しかし、アイスランドの厳しい自然環境を生き抜くために編み出された先人の知恵を感じることができるはず。

第3位:シュールストレミング (Surströmming)

By LapplaenderOwn work, CC BY-SA 3.0 de, Link



“世界一臭い缶詰”として有名なスウェーデンの伝統料理シュールストレミングは、ニシンを塩漬けにして発酵させたもの。その破壊力のあるにおいで、缶を開けるだけでパーティーが大混乱になることも…。とはいえ、現地では甘いパンや玉ねぎ、ジャガイモと一緒に食べると極上の味になると評判。好奇心旺盛なチャレンジャーはぜひお試しあれ。

第2位:カース・マルツゥ (Casu Marzu)

By ShardanOwn work, CC BY-SA 2.5, Link



イタリア・サルデーニャ島の伝統チーズ、カース・マルツゥは内部にチーズバエの幼虫がうごめく「究極の発酵チーズ」。幼虫がチーズを分解することで、クリーミーかつ強烈な風味に仕上がります。地元の人々いわく「最高にコクがある」とのことですが、食べる際に幼虫が飛び跳ねることがあるので要注意!

第1位:キビヤック (Kiviak)

引用:https://bobistheoilguy.com/forums/threads/cant-wait-to-try-kiviak-45-weirdest-foods-around-the-world.382822/

グリーンランド周辺の先住民が古くから作ってきた保存食の一種。アザラシの体内にウミドリや海鳥を丸ごと詰め込み、空気を抜いて密封し、そのまま数ヶ月発酵させます。これが1位なのは、その香りと見た目のインパクト、そして地域ごとに微妙なレシピの違いがあり“唯一無二の発酵料理”として認識されているから。まさに食文化の奥深さを体現する一品です。

まとめ

いかがでしたか?一口にユニークな料理といっても、そこには歴史や知恵、そして地域への愛着がたっぷり詰まっています。人によっては「絶対ムリ!」というものもあれば、「ちょっと勇気を出してチャレンジしてみたい!」と思うものもあったのではないでしょうか。未知との遭遇こそが旅の醍醐味。ぜひいつか、その土地ならではの味に挑戦してみてくださいね。世界は広く、美味と驚きがあなたを待っています!