世界には「そんな植物が本当にあるの!?」と思わず二度見してしまうようなユニークで面白い植物がたくさん存在します。今回は、そんな珍妙&驚きの植物をランキング形式でご紹介!ちょっとしたトリビアとしても楽しめる、個性豊かな植物を第15位から第1位まで一挙に見ていきましょう。
第15位:ジェイドバイン(Jade Vine / Strongylodon macrobotrys)

エメラルドグリーンの花房が流れるように垂れ下がる、幻想的なフィリピン原産のつる植物。艶やかで目を奪われる青緑色はまさに翡翠のごとし! 開花時には南国ムード全開で、見た瞬間「こんな色の花が本当にあるんだ…!」と感嘆してしまいます。
第14位:オオオニバス(Giant Water Lily / Victoria amazonica)

アマゾン川流域に自生する世界最大級のスイレン。葉の直径はなんと1メートル以上にもなり、小さな子どもなら乗れちゃうのでは…? というサイズ感。夜に白く咲き始め、翌日にはピンク色に変わる花もロマンティックで、南米の大自然を象徴するドラマチックな存在です。
第13位:キングプロテア(King Protea)

南アフリカ原産で、“花の王様”の名を持つ圧巻のビジュアル。大きく開いた花弁のような苞は存在感抜群で、ドライフラワーにしても楽しめます。色合いやフォルムのゴージャスさに思わずうっとりする、南国が誇るカリスマ花です。
第12位:スパニッシュモス(Spanish Moss / Tillandsia usneoides)

まるでヒゲやレースのカーテンのように垂れ下がるエアープランツの仲間。ひとたび吊るしてみれば、南部アメリカの古い洋館にいるかのような幻想的な雰囲気に。お世話も簡単で、乾燥する前に霧吹きするだけでOKというのが嬉しいですね。
第11位:ツリフネソウ(Parrot Flower / Impatiens psittacina)

引用:https://guatemala.inaturalist.org/taxa/1074132-Impatiens-psittacina
タイやミャンマーなどに自生するレア花。よく見るとインコが羽を広げているかのようにも見える花の形がユーモラス。ツリフネソウの仲間ですが、このパロットフラワーは特に希少で、見つけたら思わずときめく美しさと驚きを兼ね備えています。
第10位:オジギソウ(Sensitive Plant / Mimosa pudica)

触れると葉がピタッと閉じて“おじぎ”をする仕草がなんとも可愛い植物。しかも夜になると自動的に葉を閉じる就眠運動も。ちょっとした動きに敏感に反応する姿に、子どもの頃に夢中になった方も多いのでは? 育て方も比較的カンタンで、いつまでも見ていたくなるユーモラスな植物です。
第9位:ピンクバナナ(Pink Banana / Musa velutina)

引用:https://floridaseeds.net/products/pink-banana-musa-velutina-10-seeds
通常のバナナよりも小さく、名前の通りピンク色の果実をつけるユニークなバナナ。鮮やかなカラーとフワフワした産毛のような見た目がなんとも可愛らしく、観賞用としても楽しめます。食べることも可能ですが、種が多いので噛みごたえ(?)抜群かも。
第8位:キナバルヒドノラ(Hydnora africana)

アフリカの砂漠地帯に生息する寄生植物。地中にほとんどの体を潜ませ、顔を出すのは奇妙な筒状の花のみ。肉食ではないものの、花の内側はまるでエイリアンの口のような見た目で、ちょっとホラー感漂う珍品です。
第7位:チランジア(Air Plant)

チランジアは土を必要とせず、空気中の水分を吸収して育つ不思議な植物。インテリアグリーンとして人気で、カラフルな花を咲かせる種類もいます。水やりを霧吹きでシュッと行うだけでOKという、気軽さも魅力です。
第6位:ウツボカズラ(Nepenthes)

引用:https://tomscarnivores.com/plants/nepenthes-maxima/
ツボ状の捕虫袋で昆虫を捕らえる食虫植物の代表格。袋の中は滑りやすく、落ちた虫は這い上がることができません。種類によってはとても大きな捕虫袋をつけるものもあり、まるでジャングルの不思議な世界に迷い込んだような気分にさせてくれます。
第5位:ドラゴンズ・ブラッド・ツリー(Dragon’s Blood Tree)

引用:https://www.oznaturals.com/blogs/the-natural-life/where-does-dragon-s-blood-come-from

引用:https://www.news18.com/buzz/did-you-know-bloodwood-tree-oozes-blood-when-cut-6619975.html
ソコトラ島(イエメン沖)に自生する独特な形の樹木。逆さに開いた傘のような冠を持ち、その樹液が赤いため“ドラゴンの血”と呼ばれます。荒涼とした景色の中に並ぶ姿は、まるでファンタジー映画のセットのように神秘的です。
第4位:バオバブ(Baobab)

幹がずんぐり太く、根を空に向けて生やしているかのような独特の樹形が特徴的。アフリカやマダガスカルなどの乾燥地帯に自生し、現地では“生命の木”とも呼ばれます。樹齢1000年を超える巨木もあり、その存在感は圧巻の一言!
第3位:ウェルウィッチア(Welwitschia mirabilis)

ナミブ砂漠の厳しい環境で数千年生き続ける“砂漠の奇跡”とも称される植物。長い二枚の葉っぱがねじれたり裂けたりしながら成長する姿は、まるでトルネードをまとった生物のような独創性を放っています。太古の地球を感じさせるロマンあふれる樹種です。
第2位:ラフレシア(Rafflesia)

世界最大級の花を咲かせることで有名なラフレシア。花の直径が1メートルを超え、強烈な腐臭を放つことで昆虫を引き寄せます。その妖しげな見た目と匂いは強烈なインパクトで、忘れられない衝撃を与えてくれるでしょう。
第1位:ショクダイオオコンニャク(Titan Arum)

“世界最大の花”と称されることもある食虫植物…と言いたいところですが、実は正確には花序が巨大化したもの。ラフレシア同様、開花時には腐ったような強烈な匂いを放ち、英名では死体花とも呼ばれます。一生に数回しか花が咲かないうえ、開花期間はごく短いというレアっぷりも手伝い、植物ファン垂涎の存在です。
まとめ
いかがでしたか?こうして見てみると、植物の世界にはまだまだ私たちの想像を超えた不思議な姿や生態がいっぱい。驚きと感動をくれるユニーク植物は、自然界が生み出す芸術作品そのものですね。気になる植物があれば、ぜひ調べてみたり、実際に育ててみたりして、その神秘を体感してみてください。自然の驚異は、まだまだ尽きることなく私たちをワクワクさせてくれますよ!