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世界的に有名な現代美術のアーティストランキングTOP15

みなさん、芸術の世界にワクワクする準備はできていますか?現代アート界のスターたちは、日々、新しい表現や個性溢れる作品で私たちを驚かせてくれます。今回は、世界的に有名な現代美術のアーティストを15位から1位まで一挙にご紹介!「名前は聞いたことあるけど、どんなアーティストなの?」という方もぜひ最後までお付き合いください。

第15位:カウズ(KAWS)

引用:https://www.artnews.com/list/art-news/artists/kaws-most-expensive-artworks-1234584753/

引用:https://www.architecturaldigest.com/story/kaws-waiting-brooklyn-sculpture

アメリカ出身のストリートアーティスト、KAWSはポップカルチャーをベースにしたキャッチーなキャラクターで大人気。フィギュアやアパレルコラボなど、ファッション&ポップカルチャー界隈にも強い影響を与えています。「××」で描かれるキャラクターの目は、一度見たら忘れられないインパクトがあります。

第14位:オラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)

VoglerCopyrighted works by the contributors themselves, CC Display – Inheritance 4.0, link
Michael Reeve – Photograph taken by Michael Reeve, 21 November 2003., CC Display – Inheritance 3.0, link



アイスランドとデンマークのハーフで、自然現象を扱うインスタレーションが得意。巨大な人工の太陽や、虹を室内に出現させるなど、テクノロジーと芸術を融合した超体感型の作品が特徴です。「自然や環境」をテーマにしながら、視覚を拡張し、日常を新しい角度で見せてくれるイリュージョンを得意とします。

第13位:アニッシュ・カプーア(Anish Kapoor)

Kapoor.jpg: team art in berlinderivative work: Torsodog (talk) – Kapoor.jpg, CC Display – Inheritance 2.0, link
By Of photograph: Flickr user biskuit; of sculpture: Anish Kapoor – cropped from https://www.flickr.com/photos/kaplanbr/1538113210/, CC BY-SA 2.0, Link



インド出身、イギリスを拠点に活動する彫刻家。シカゴの「Cloud Gate」をはじめとする巨大なパブリックアートが有名です。宇宙を思わせる深い青や、光を反射する鏡面仕上げなど、空間そのものを巻き込むようなスケール感で観客を引き込みます。

第12位:チャック・クロース (Chuck Close)

By SotoluxOwn work, CC BY 3.0, Link

引用:https://www.artyfactory.com/art_appreciation/great-artists/chuck-close/chuck-close.html

アメリカを代表する画家でありフォトグラファーでもあるチャック・クロースは、超写実的な「大きな顔」のポートレート作品で一躍有名に。彼自身が重度の障害を持ちながら、それを乗り越えるようにして細部まで緻密に描き上げる姿勢は、多くの人々の心を震わせています。

第11位:村上隆

SodacanCopyrighted works by the contributors themselves, photograph taken by uploader, public domain, link

引用:https://galeriepj.com/artist/takashi-murakami-flower-balls-galerie-paul-janssen-saint-tropez/

日本が世界に誇るスーパーフラットの旗手、村上隆。まるでアニメやマンガを彷彿とさせるカラフルなキャラクターや、ド派手な花モチーフなどが代名詞です。ポップカルチャーと高級芸術の境界を軽やかに飛び越え、海外ブランドとのコラボレーションも次々に成功。グローバルに活躍する現代アートのスターと言えるでしょう。

第10位:ゲルハルト・リヒター(Gerhard Richter)

Jindřich Nosek (NoJin)Copyrighted works by the contributors themselves, CC Display – Inheritance 4.0, link

引用:https://www.artnews.com/art-news/news/gerhard-richter-4096-farben-color-field-painting-auction-1234664026/

ドイツ出身の重鎮アーティスト、ゲルハルト・リヒターは、抽象画から写実的な作品まで幅広いスタイルを駆使する“変幻自在”な画家として知られています。彼の代表作は、写真を絵画に落とし込み、ぼかしを施したような独特の表現技法。見る人に「そこにあるはずの何か」を探らせる、神秘的な魅力が人気の秘密です。

第9位:ダミアン・ハースト(Damien Hirst)

Christian GörmerCopyrighted works by the contributors themselves, CC Display – Inheritance 3.0, link

引用:https://www.abc.net.au/news/2008-09-16/23m-golden-calf-beefs-up-hirsts-auction/511172

イギリスを代表する現代アートの“異端児”とも言えるダミアン・ハースト。特に動物をホルマリン漬けにした作品や、ドクロをダイヤモンドで覆った作品が有名です。生と死、宗教や医学などのテーマを大胆に取り上げることで、私たちが日常ではなかなか向き合わない問いを突きつけてくれる存在でもあります。

第8位:ルイーズ・ブルジョワ(Louise Bourgeois)

By © Oliver Mark, CC BY-SA 4.0, Link
John Talbot – originally posted to Flickr as Giant spider strikes again!, CC display 2.0, link



フランス生まれのルイーズ・ブルジョワは、巨大なクモの彫刻「Maman」で世界に衝撃を与えました。母親との関係やトラウマをテーマにした作品が多く、見る者に強烈なインパクトを与えます。女性アーティストとしてはもちろん、20世紀から21世紀にかけて活動した彫刻家の中でも唯一無二の存在感を放ち続けました。

第7位:草間彌生

Garry Knight – https://www.flickr.com/photos/garryknight/8317472647, CC display 2.0, link

引用:https://www.voorlinden.nl/exhibition/yayoi-kusama/?lang=en

日本が誇る水玉の女王、草間彌生。ポップでカラフルな水玉模様やカボチャのモチーフを使った作品で、世界中の美術ファンを魅了しています。インスタレーション作品「ミラールーム」などでは、彼女のトレードマークである「無限に広がる世界観」が体験できるのも見どころです。

第6位:デイヴィッド・ホックニー (David Hockney)

By Connaissance des Arts, CC BY 3.0, Link
By https://dynaimage.cdn.cnn.com/cnn/q_auto,w_727,c_fit/http%3A%2F%2Fcdn.cnn.com%2Fcnnnext%2Fdam%2Fassets%2F180913114701-david-hockney-portrait-of-an-artist-pool-with-two-figures.jpg, Fair use, Link



イギリスが生んだポップアート界のレジェンド、デヴィッド・ホックニー。プールを描いた鮮やかな絵画シリーズがあまりにも有名です。近年はiPadを使ったデジタルアートにも意欲的に取り組み、常に時代の先端を走る姿勢はまさに“現役バリバリ”と言えるでしょう。

第5位:バンクシー(Banksy)

By Dominic Robinson from Bristol, UK – Banksy Girl and Heart Balloon, CC BY-SA 2.0, Link



正体不明のストリートアーティスト、バンクシー。政治や社会問題に切り込む風刺画を、突如街中の壁に描き、そのまま世界的なニュースにしてしまうカリスマ性が魅力です。オークションで落札された絵が自動シュレッダーで裁断される“事件”も記憶に新しいですね。常に予想を裏切る仕掛けで世間を騒がせる、まさにミステリアスな存在です。

第4位:ジャン=ミシェル・バスキア (Jean-Michel Basquiat)

By Andy Warhol (1928–1987) – https://www.sun-sentinel.com/entertainment/theater-and-arts/sf-art-basquiat-drawing-norton-museum-west-palm-beach-20180205-story.html, Fair use, Link
By Jean-Michel Basquiat – http://www.jean-michel-basquiat.org/skull/, Fair use, Link



1980年代のニューヨーク・アートシーンを一気に塗り替えた天才、ジャン=ミシェル・バスキア。グラフィティをルーツに、野性的で力強いタッチと社会的メッセージを融合させたスタイルが特徴です。黒人文化や人種問題を描き続け、わずか27歳でこの世を去るも、その影響力は今なお絶大です。

第3位:キース・ヘリング (Keith Haring)

dmax3270 – Cropped from , CC Display – Inheritance 2.0, link
By Guglielmo GiambartolomeiOwn work, CC BY-SA 4.0, Link



同じく1980年代ニューヨークのストリートアートブームを牽引したキース・ヘリングは、ポップでシンプルなラインアートで世界を魅了しました。壁や地下鉄などあらゆる場所に描いたキャッチーなモチーフが特徴的。HIV/AIDSなどの社会問題にも積極的に取り組み、アートでメッセージを発信し続けました。

第2位:ジェフ・クーンズ(Jeff Koons)

David ShankboneCopyrighted works by the contributors themselves, CC display 3.0, link

引用:https://www.widewalls.ch/magazine/most-expensive-jeff-koons-balloon-dog-auctions

巨大なステンレス製のバルーンアニマルがトレードマークのジェフ・クーンズはユーモラスな作品で知られます。広告や日用品のモチーフを豪華に仕立て上げる手法は、消費社会や資本主義の本質をまざまざと映し出す一方、見る者の心をくすぐるエンターテイメント性も抜群です。

第1位:アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)

Walter Mori – gettyimages.co.uk, public domain, link
By Andy Warhol – https://oceanvalleyblog.wordpress.com/2017/05/04/modernism-shot-marilyn/, Fair use, Link

引用:https://artincontext.org/campbells-soup-by-andy-warhol/

そして堂々の1位は、ポップアートの帝王、アンディ・ウォーホル。キャンベルスープ缶やマリリン・モンローなど、大衆文化を高級芸術の領域へ引き上げた功績は計り知れません。シルクスクリーンを用いた量産技法や大胆な色使いで、アートの概念を覆した彼の影響力は、現代でも色あせることはありません。
なお、オークションでこれまでに最も高額で落札された作品は、2022年にクリスティーズで1億9500万ドル(約253億円)で落札された、約1メートル四方の「ショット・セージブルー・マリリン」でした。

まとめ

いかがでしたか?現代美術を語るうえで欠かせない個性派アーティストがズラリと並ぶランキングでした。彼らの作品を実際に見に行くと、写真では伝わらない迫力やメッセージがよりいっそう響いてきます。お気に入りのアーティストを見つけたら、ぜひ次回の休日に美術館巡りをしてみてはいかがでしょうか?新しい世界がきっとあなたを待っていますよ!