2021年のドラマ『チェリまほ(30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい)』でブレイクし、一気に女性人気と知名度を獲得した俳優・赤楚衛二(あかそ えいじ)。優しい笑顔に柔らかな話し方、そして“透明感”という言葉が似合う雰囲気──世間からはそう評されることが多いが、なぜ彼はここまで人気俳優の仲間入りを果たすことができたのか。
SNSで女性層の圧倒的支持を得るだけでなく、ドラマ・映画のキャスティングでは「作品を外さない俳優」として重宝される存在に進化しつつある。
しかし、その素顔を掘り下げていくと、赤楚衛二は単なる“癒し系イケメン”ではない。実は非常に「戦略的」で「努力家」で「職人肌」な俳優であることが見えてくる。そして気になる恋愛観や結婚観についても、本人の発言や過去の報道から見えてくる意外な一面がある。
本稿では、公開情報とインタビュー、メディア報道をもとに赤楚衛二の現在地に迫ってみたい。
プロフィールと経歴 ― 遅れてきたシンデレラボーイ
赤楚衛二は1994年3月1日生まれ、愛知県出身。元々はモデルやタレントとして活動し、デビュー当初は「赤楚衛(あかそ まもる)」名義だった。現在の所属事務所はTristone Entertainment。小栗旬や綾野剛、田中圭らが所属する演技派が多い事務所で、そこで育てられたという点は彼のキャリア形成に大きな影響を与えている。
転機となったのは2017年に出演した特撮ドラマ『仮面ライダービルド』。この作品で広く顔を知られるようになり、その後『ねぇ先生、知らないの?』『彼女はキレイだった』『SUPER RICH』など話題作に次々と出演。
そして運命の作品となったのが2020年の深夜ドラマ『チェリまほ』だ。この作品で“素朴さ”と“包容力”を併せ持つ役を演じ、多くの視聴者の心を掴んだ。さらに同作はアジア圏を中心に海外配信でも人気を拡大し、赤楚は一気に国際的な認知を得た。
演技スタイルと仕事観 ― 「実は熱い男」
見た目の優しさとは裏腹に、赤楚はインタビューでしばしば「役に対してはとにかく真面目」「妥協が嫌い」と語る。共演者も口を揃えて彼を「控えめだが内側に情熱を秘めている」と評する。
かつてインタビューでこう語ったことがある。
「一度任された役は、最後まで責任を持ってやりたい。期待される以上のものを出したい。」
この発言からもわかる通り、赤楚は“努力でのし上がってきた俳優”だ。もともとスター候補として大々的に売り出されたタイプではない。むしろ、脇役からじわじわと評価を高めていった“実力型”の俳優だと言える。
推定年収を公開データから分析
直近の出演状況は非常に活発で、映画・ドラマ双方で主演級に成長している。さらにCMでも露出が増えており、その勢いはまさに“旬”の俳優そのものだ。
推定年収を公開情報からモデル化すると──
- 連ドラ出演:年間2~3本
- 映画出演:年間1~2本
- CM契約:年間5〜7社
- 雑誌・イベント:年間多数
CMギャラは推定2,000〜3,000万円クラスとみられ、仮に中間値2,500万円×6社と仮定するとCM年収だけで約1.5億円。そこにドラマ・映画のギャランティを加えると、推定2億円前後という数字が見えてくる。
ブレイク前はバイト生活で苦労した過去を語っていた彼だが、まさに人生のギアが急激に切り替わった男と言える。
恋愛・結婚観――「追う恋愛より見守るタイプ」
ここからが本題だろう。赤楚衛二の恋愛・結婚観はどうなのか。
本人の発言を総合すると──
- 「好きになったら一途」
- 「尽くすタイプ」
- 「恋愛の優先順位は高くない」
- 「結婚はしたいけど焦っていない」
- 「自然体でいられる女性が好き」
要約すると、恋愛には前のめりにはならないが、好きになったら深く長く愛するタイプと言えそうだ。
過去に噂になった女性は?
週刊誌報道を確認したところ、意外にも赤楚衛二は「クリーン」な報道が多い芸能人のひとりだ。
相手 | 報道内容 | 信ぴょう性 |
---|---|---|
広瀬アリス | 『ゼクシィ』CM共演から熱愛説 | 証拠なし・噂レベル |
小芝風花 | 共演をきっかけに親密説 | 友人止まり |
福原遥 | NHKでの共演歴から噂 | 根拠なし |
一般女性 | Twitterで「元カノ暴露」投稿 | デマ扱い |
結局のところ信ぴょう性のある熱愛スクープは出ていない。これは「本当にスキャンダルがない」か、「極めて徹底したプライベート管理をしている」かのどちらかだろう。
交友関係――実は“兄貴肌ネットワーク”の中心人物?
赤楚は幅広い俳優仲間に愛されているタイプだ。
- 町田啓太とは『チェリまほ』以来の親友関係
- 中川大志、杉野遥亮、福士蒼汰らとは同世代の交流
- 事務所の先輩・小栗旬や田中圭から演技面の影響を受けていると語る
どちらかと言えば「控えめ」で「人の輪に自然になじむ」タイプ。だが一方で「こだわりが強く、役者としては頑固」という声も出ている。
人気の理由を分析
赤楚衛二がここまでファンを増やしている理由を分析すると、大きく3つのポイントに絞れる。
- 感情演技が上手い – 気持ちの変化が顔に出やすいタイプで共感を生みやすい
- 柔らかく癒しのある雰囲気 – 愛されキャラとしてファンが増えやすい
- 性格の誠実さが伝わる – SNSでも発言が丁寧でアンチが少ない
今後の展望――「大化け」候補
赤楚衛二は、今後5年以内に映画主演の常連枠に入る可能性が高い。制作会社や監督からの評価も上がっており、国民的俳優の仲間入りを果たす布石が整いつつある。
まとめ
項目 | 内容 |
---|---|
推定年収 | 約2億円前後 |
恋愛観 | 一途・慎重・穏やか |
スキャンダル | ほぼクリーン |
キャリア | 演技派路線へ進化中 |
今後の課題 | 代表作の確立・演技の幅 |
デビューから長い下積みを経験し、国民的俳優へと上り詰めつつある男──赤楚衛二。その成長記録はまだまだ続いていく。