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価値のあるブランドランキングTOP10

世界経済が揺れ動くなかでも、ブランドは企業の「顔」として確かな価値を放ち続けています。Kantar BrandZ が発表したランキングでは、トップ 100 の合計ブランド価値が過去最高の 10.7 兆ドルに達し、テクノロジー勢が上位を席巻しました。では、今年のトップ 10 を 10 位から 1 位までチェックしていきましょう。

第10位 ビザ(Visa)

キャッシュレス化の波を追い風に、世界 200 以上の国・地域で決済インフラを支える巨人。2025 年のブランド価値は 2,133 億ドルで前年から 13%アップ。暗号資産ウォレットとの提携や即時決済ネットワーク「Visa Direct」の拡充が評価を押し上げました。

第9位 オラクル(Oracle)

“データの番人”がクラウド時代に本領発揮。ブランド価値は 2,154 億ドル(+48%)。独自の生成 AI を組み込んだデータベースや医療業界向けクラウドが好調で、企業ユーザーの信頼を一気に獲得しています。

第8位 マクドナルド(McDonald’s)

ファストフード界のレジェンドはブランド価値 2,211 億ドルで横ばいながら、アプリ注文比率が 40%を超え「スマホで“サッ”と買える」利便性が強み。AI ドライブスルー実験も話題です。

第7位 インスタグラム(Instagram)

Reels と EC 機能で“見る”から“買う”へ――ブランド価値 2,289 億ドル(+101%)と 2 ケタ成長を達成。クリエイター収益化ツール拡充が Z 世代のハートをつかみました。

第6位 フェイスブック(Facebook)

メタバース構想を横目に、本家 SNS も健在。ブランド価値は 3,006 億ドル(+80%)。AI レコメンド刷新でエンゲージメントが回復し、広告主の信頼を再び取り戻しています。

第5位 エヌビディア(NVIDIA)

AI 半導体ブームの主人公。ブランド価値 5,094 億ドルは前年の 2.5 倍超(+152%)!生成 AI 向け GPU 需要が爆発し、市場評価でも 3 兆ドル企業に飛躍しました。

第4位 アマゾン(Amazon)

コマースからクラウド、そしてヘルスケアへ。ブランド価値 8,661 億ドル(+50%)で再加速。物流ロボット「Proteus」量産や生成 AI “Rufus” がユーザー体験を革新しています。

第3位 マイクロソフト(Microsoft)

“Copilot の年”と言っても過言ではない 2025 年。ブランド価値 8,848 億ドル(+24%)。Office 全製品への生成 AI 組み込みと Azure OpenAI Service が企業導入を後押ししました。

第2位 グーグル(Google)

検索王者は生成 AI「Gemini」で再び存在感を示し、ブランド価値 9,441 億ドル(+25%)。検索・広告モデルを未来型へとアップグレード中です。

第1位 アップル(Apple)

4 年連続トップの座を死守。ブランド価値は驚異の 1 兆 2,997 億ドル(+28%)で、人類初の“トリリオン・ブランド”に。Vision Pro 2 と「Apple Intelligence」の投入で、“デバイス × サービス × AI”の黄金トライアングルを完成させました。

まとめ

トップ 10 のうち実に 7 社がテック企業。生成 AI とデジタルインフラがブランド価値を劇的に押し上げる一方、マクドナルドやビザのような“リアル接点組”もデジタル変革で存在感を維持しています。来年は新興 AI ブランドのさらなる躍進と、老舗ブランドの巻き返し――“ニューブランド・バトル”から目が離せません。