ハリウッドはもちろん、中国発アニメからピクサーの新作まで――現在、世界の映画興行収入ランキングはまさに “多国籍オールスター戦”。ここでは最新のグローバル累計興収をもとに、第10位から第1位までカウントダウンします。さて、あなたのお気に入りは何位に?
第10位 ジュラシック・ワールド (Jurassic World)
スピルバーグ印の“恐竜パーク”が、14年ぶりにフルリニューアルして世界を席巻。クリス・プラット演じる恐竜調教師オーウェンと“お利口ラプトル”ブルーの最強バディが、老若男女を劇場へ呼び込み、全世界で約16.7 億ドルを記録しました。
第9位 インサイド・ヘッド2 (Inside Out 2)
思春期ライリーの頭の中で“感情”たちが再び大暴れ! 日本では「インサイド・ヘッド」シリーズとして親しまれ、今回は〈大人の感情〉まで乱入。ピクサー流の繊細な心象風景が世界中のティーンと親世代の涙腺を直撃し、約17 億ドル突破。
第8位 ナタ 魔童の大暴れ (Ne Zha 2)
中国神話の“哪吒(ナタ)”が、続編でついに世界へ飛翔。空前の中国国内ヒットを足掛かりに、IMAX&3DCG のド迫力で海外も席巻し、およそ18.9 億ドル。非英語アニメでこの数字は歴史的快挙です。
第7位 スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム (Spider‑Man: No Way Home)
三世代スパイダーマン競演という夢の企画がオタク心を射抜き、パンデミック後の興行を一気に活気づけました。世界興収は約19.2 億ドル。マルチバース万歳!
第6位 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー (Avengers: Infinity War)
最凶ヴィラン“サノス”が指パッチン一発で地球の半分を蒸発させた衝撃作。MCU 十年のツケを一気に回収し、約20.5 億ドル。ヒーロー大集合のワクワクと、ラストの絶望感のギャップが観客を虜に。
第5位 スター・ウォーズ/フォースの覚醒 (Star Wars: The Force Awakens)
“遠い昔、はるか彼方の銀河系”が新世代キャラで蘇生。レイ、カイロ・レンらの鮮烈デビューに加え、旧三部作キャストの再集結で約20.7 億ドルを稼ぎ、フォースの強さを証明しました。
第4位 タイタニック (Titanic)
1997年公開ながら、いまだ沈まぬ“興収の女王”。ディカプリオ&ウィンスレットの悲恋に、ジェームズ・キャメロン監督の執念を感じるVFXが重なり、約22.6 億ドル。リバイバル上映のたびに数字がじわり上昇中。
第3位 アバター:ウェイ・オブ・ウォーター (Avatar: The Way of Water)
パンドラの海へ飛び込み、モーションキャプチャと水中撮影を極めた“最新型アバター”。映像革命を再び起こし、23.2 億ドルで堂々3位。観客は“水圧”に感動で耳がキーン。
第2位 アベンジャーズ/エンドゲーム (Avengers: Endgame)
MCU第一章の大団円。初日から世界中がネタバレ回避でSNS沈黙という前代未聞の“集団黙契”を結び、27.9 億ドルを瞬時に叩き出しました。ヒーロー大決戦と“アイ・アム・アイアンマン”に全人類が立ち上がった!
第1位 アバター (Avatar)
3D革命の先駆けにして、パンドラの美麗ビジュアルが今なお色褪せない王者。公開から16年を経てもリバイバルで数字を積み上げ、29.2 億ドルで首位を死守しています。まさに“スカイ・ピープル”も脱帽のメガヒット。
まとめ
トップ10を眺めると、シリーズもの・続編・リブートの強さと、巨大市場(中国)の台頭がハッキリ浮かび上がります。とはいえ、“映像体験を更新し続ける監督”も“感情を揺さぶる物語”も健在。映画史はまだまだ伸びしろだらけ――次に王座を揺るがすのは、あなたが劇場で推す一本かもしれません!