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びっくり!世界の過酷なレースランキングTOP10

「フルマラソン42.195 km? まだまだウォームアップ!」と言わんばかりに、世界には“走る”という概念をはるかに超えた猛者たちが集うレースが存在します。焼けつく砂漠、凍てつくツンドラ、獰猛な野生動物―完走率よりリタイア率の方が高いイベントもざら。今回は、そんな“人類の限界テスト”とも呼べる過酷レースをランキング形式でご紹介! 旅気分で読んでもよし、次の挑戦リストに加えてもよし。さぁ、アドレナリン全開でどうぞ。

第10位 ドラゴンズ・バック・レース(Dragon’s Back Race)

引用:https://www.dragonsbackrace.com/

ウェールズの山脈を6日間で縦走する総距離380 km、累積標高17,400 m超え。コースは「道」と呼ぶにはワイルドすぎる岩稜と泥沼の連続で、主催者自ら「これは“トレイルレース”じゃない」と断言。スタートは中世のコンウィ城、ゴールはカーディフ城。景色は絵画級、脚は超ド級の悲鳴!

第9位 ジャングル・マラソン(Jungle Marathon)

引用:https://www.exploreunbound.com/jungle-marathon/

ブラジル・アマゾンを舞台に、最長254 kmを6ステージで踏破。100%に迫る湿度、40 ℃超の熱気、首まで浸かる沼にピラニアやアナコンダ。ここではGPSよりも度胸が頼り。“世界一ワイルドなエコレース”の看板に偽りなしです。

第8位 6633アークティック・ウルトラ(6633 Arctic Ultra)

引用:https://www.freely.me/au/travel-stories/in-crazy-conditions-aaron-crook-won-the-6633-arctic-ultra

カナダ北極圏を380 マイル(約612 km!)引きずるソリは35 ポンド。吹きつける-50 ℃の寒風とホワイトアウトで方向感覚は即終了。完走率は毎年3割未満、「地球の果てまで行って凍えろ」的サバイバルです。

第7位 アイディタロッド・トレイル・インヴィテーショナル(Iditarod Trail Invitational)

引用:https://bikepacking.com/news/2020-iditarod-trail-invitational/

犬ぞりレースで有名なアラスカのイドゥタロッド・トレイルを、人力で350または1000マイル。極寒30日間を自転車・スキー・徒歩のいずれかで進み、サポートは最小限。参加資格も“冬季サバイバルスキル必須”と、エントリー時点で既にハードル高すぎ。

第6位 ウエスタン・ステイツ100マイル耐久ラン(Western States 100-Mile Endurance Run)

引用:https://www.palisadestahoe.com/events-and-activities/events-calendar/western-states-endurance-run

世界最古の100マイルトレイル。シエラネバダ山脈の酷暑・雪渓・18,000 ftの登り、23,000 ftの下りを30時間以内に攻略せよ。真昼は灼熱、夜は低体温の二刀流。完走者に授与されるバックルは、まさに魂の勲章です。

第5位 バッドウォーター135(Badwater 135)

引用:https://www.wildtee.it/en/stories/badwater-135-n49

デスバレー(海抜-85 m)を発ち、ホイットニー山麓(標高2,548 m)へ。135マイルで気温50 ℃、累積標高差4,450 m。熱波と坂道の二段構えは“歩くサウナ登山”と形容され、主催者も「地球上で最も過酷なフットレース」と公言。

第4位 ウルトラトレイル・デュ・モンブラン(Ultra-Trail du Mont-Blanc/UTMB)

引用:https://oleus.com/de/blogs/general/ultra-trail-du-mont-blanc

フランス・シャモニー発、フランス・イタリア・スイスをぐるり171 km。獲得標高10,000 mでアルプス三国周遊。山岳美に酔いしれ…る暇なし! 天候急変・夜間縦走・技術的下降が容赦なくランナーを襲う“アルプスの文化祭”です。

第3位 モンテーン・ウィンター・スパイン・レース(Montane Winter Spine Race)

引用:https://dk.montane.com/blogs/blog/10-of-the-world-s-toughest-endurance-races-to-watch-in-2025

英国ペナインウェイを冬に430 km。雪・氷・暴風雨で視界ゼロ、日照わずか7時間。完走まで4〜7日、半数がDNF。イギリス人が自虐気味に“Britain’s Most Brutal”と呼ぶのも納得。

第2位 マラソン・デ・サーブル(Marathon des Sables)

引用:https://ultra-x.co/is-marathon-des-sables-on-the-bucketlist/

サハラ砂漠を7日で250 km、自給自足で挑む“砂のキャラバン”。昼は50 ℃の灼熱、夜は5 ℃の冷え込み。長いステージは80 km超え、一日休息が挟まるとはいえ、テントは砂と星の下。ラクダより速く進めるかはあなた次第!

第1位 バークレー・マラソンズ(Barkley Marathons)

引用:https://www.irunfar.com/2025-barkley-marathons-results

テネシー州フローズンヘッド州立公園で、地図もマーキングもない山岳100マイルを5周、制限60時間。累積標高はエベレスト2往復分、コースは毎年変更。完走者は39年間でわずか20人。ページを破るチェックポイントや、スタートを告げる巻きタバコの煙など“変態”伝説が山積み。

まとめ

地球上の極端な環境を舞台にした10レースを駆け足で巡りましたが、共通点は「距離や天候よりも“心”が試される」ということ。GPSが狂っても、砂に埋もれても、吹雪で視界ゼロでも、一歩を踏み出す勇気こそがフィニッシュラインへ導きます。読んで熱くなったあなた、次の休暇はビーチリゾートではなく“足の向くまま世界最強のコース”へ――なんて計画はいかが?