世界には驚くほどたくましく、そしてちょっぴり危険な魚たちが潜んでいます。見た目が美しいものから、映画に出てきそうな巨大サイズのものまで、その魅力と恐ろしさには事欠きません。今回は、そんな“デンジャラス”な魚たちをランキング形式でご紹介します。果たして栄えある第1位の座に輝くのはどの魚なのか。さあ、さっそく始めましょう!
第10位:ピラニア (Piranha)

鋭い歯でおなじみの南米アマゾン川の主役。大量に群れをなしてエサに飛びつくイメージが強烈ですが、実際はおびえているときや血の匂いに反応したときに攻撃的になることが多いとか。とはいえ、小さな体に似合わず、その噛む力は侮れません。
第9位:ウツボ (Moray Eel)

海の岩陰にひそむ長~い体が印象的。牙の鋭さは抜群で、一度噛まれるとなかなか離してくれないのがやっかいなところ。毒を持つ種類もいるため、やみくもに触るのは絶対にNG。岩場やサンゴの隙間で気配を消している彼らの存在感は、ダイバーにとって永遠のドキドキ要素です。
第8位:ミノカサゴ (Lionfish)

見た目はゴージャスでカラフルな熱帯魚。ところが、背びれや胸びれに毒棘を持つため、刺されると激痛が走ります。その優雅な姿から、水槽で飼う方もいますが、水中で野生の姿に遭遇したら要注意。触れずに、そっと眺めるのが吉です。
第7位:バラクーダ (Barracuda)

細長い体と鋭い歯が特徴の海のハンター。光るものや派手な色に反応しやすい性質があり、スキューバダイビング中の装飾品やダイバーのフィンに突進してくることも。速度も速く、最悪の場合、大怪我につながることがあるので、海中でバラクーダに遭遇したら落ち着いて行動しましょう。
第6位:オニダルマオコゼ (Stonefish)

世界一毒性が強いとも言われるトゲを持つ魚。岩そっくりの見た目で海底にじっとしているため、うっかり踏んでしまうケースが多発します。刺されると激痛とともに最悪の場合は死に至ることもあるため、素足で海に入るのは危険。見た目も名前も“地味”ですが、その毒性はトップクラスです。
第5位:フグ (Pufferfish)

高級食材として知られるフグ。しかし、その内臓には猛毒のテトロドトキシンを含む種類が多く、調理を誤ると命にかかわります。食卓でありがたくいただくのは、きちんと免許を持った調理人が処理をした安全なフグだけ。海の中でも警戒心は高くないですが、彼らの毒パワーは間違いなく恐るべし。
第4位:ムベンガ (Goliath Tigerfish)

アフリカのコンゴ川流域に生息する巨大淡水魚。鋭い歯並びと凶暴な性格から“川の殺し屋”なんて呼ばれることもあります。その獰猛さは一部ではピラニア以上とも言われ、噛みつく力は相当なもの。幻の巨大魚として釣り人に人気がありますが、遭遇したら相手にしないほうが身のためです。
第3位:オオメジロザメ (Bull Shark)

淡水域にも入り込むことで有名なサメ。河口や川などにもやってくるため、世界中でヒトを襲う事故が起こっています。体つきもガッチリしており、そのパワーと気性の荒さはサメの中でもトップクラス。サメといえば海のイメージですが、川や湖でも油断できない存在です。
第2位:イタチザメ (Tiger Shark)

サメ界の“なんでも食べる”大食漢。ゴミやタイヤまでも飲み込んでしまう胃袋の持ち主で、アグレッシブな性格。世界中でサメによる被害ランキングでも常に上位に食い込む危険さは折り紙付き。背びれの縞模様を持つ若い個体は見た目がキュートですが、大型になるとまさに海の暴れん坊将軍です。
第1位:ホホジロザメ (Great White Shark)

やはり頂点に君臨するのは、この巨大サメ。映画「ジョーズ」のモデルにもなったことで有名ですね。大きな個体だと全長6メートルを超えることもあり、そのパワフルさと獰猛さは海の頂点捕食者にふさわしい風格。ヒトをターゲットとして積極的に狙うわけではありませんが、その一噛みの破壊力は圧倒的です。
まとめ
以上、世界の危険な魚たちをランキング形式でご紹介しました。どの魚もその生態をよく理解し、適切に接すれば自然界の素晴らしさを感じさせてくれる存在でもあります。ただし、彼らが危険なこともまた事実。ダイビングや釣りなどで出会う可能性があるなら、しっかり情報を押さえておきたいところです。自然をリスペクトしつつ、安全第一で世界の海や川を満喫しましょう!