こんにちは、毒きのこ好きの皆さん!きのこと言えば秋の味覚…と、思い浮かぶかもしれませんが、世界には食べたら即アウト!な、危険なきのこがゴロゴロしているんです。今回は「世界の危険なきのこランキング」と題して、10位から1位まで詳しくご紹介します。知識として覚えておけば、山歩き中に変わったきのこを見つけたとき、命拾いできるかもしれませんよ!
第10位:ベニテングタケ (Fly Agaric)

森のアイドル的存在で、その鮮やかな赤色に白い斑点がトレードマーク。童話に登場するきのこの代表格ですが、毒成分ムシモールなどを含み、中枢神経系に作用して幻覚やめまい、嘔吐を引き起こすことがあります。致死率はそれほど高くないものの、油断大敵です。
第9位:オオシロカラカサタケ (Chlorophyllum molybdites)

北米で“最も中毒報告が多いきのこ”と言われるほどポピュラーな危険種。食べると激しい嘔吐や下痢に襲われ、脱水症状を起こす可能性も。見た目は比較的「美味しそうなきのこ」に見えるため、注意が必要です。
第8位:ドクフウセンタケ (Cortinarius orellanus)

傘と柄の間にクモの巣状の“ベール”が特徴。摂食後、数日~数週間経ってから腎不全などを起こす恐ろしい遅効性の毒を持ち、発症が遅いぶん治療が難しくなります。
第7位:Conocybe filaris

小型で茶色っぽい見た目の、あまり目立たないきのこ。しかし、“α-アマニチン”という猛毒を含み、肝臓や腎臓を深刻に傷つけることで知られています。欧米の芝生や腐葉土のある場所などに発生しやすく、「あ、ちっちゃいし大丈夫かも」は禁物。
第6位:ヒメアジロガサ (Galerina marginata)

こちらもアマトキシンを含み、肝臓や腎臓を深刻に傷つけ、死亡例がある危険度の高い毒きのこ。判別が難しいため要注意です。
第5位:アイバシロシメジ (Lepiota subincarnata)

小型の傘と細い柄を持ち、白や淡いピンク色がかわいらしい見た目ですが、α-アマニチンを含んでおり、急性肝不全などを発症することがあります。
第4位:ニセクロハツ (Russula subnigricans)

引用:https://mantarliyasam.com/russula-subnigricans/
アジア地域で発見されることの多い猛毒きのこ。外見は普通のクロハツに似ていますが、食べると急激に筋肉の壊死を起こしたり、心臓や呼吸器系に重いダメージを与えたりして、死亡例も報告されています。
第3位:ドクツルタケ (Amanita virosa)

白一色の「死の天使」という不吉な通り名を持つ猛毒きのこ。美しい純白の姿とは裏腹に、肝臓や腎臓を破壊するアマトキシンを含有。少量でも生命に関わるほどの強烈な毒性で、世界中で中毒例が絶えません。
第2位:タマゴテングタケ (Amanita phalloides)

こちらは「死の帽子(Death Cap)」というこれまた物騒な異名を持ち、ヨーロッパを中心に多くの死亡事故を引き起こしてきました。色は黄緑~オリーブグリーンで、テングタケの仲間特有のツバやツボが目印。非常に強力なアマトキシン毒により、少量でも致死的です。
第1位:カエンタケ (Podostroma cornu-damae)

その名のとおり赤いサンゴ状の見た目が鮮烈な、世界最強クラスの猛毒きのこです。摂食すると多臓器不全や皮膚の脱落など、想像を絶する症状を引き起こし、死に至るケースも報告されています。触るだけでも炎症を起こすと言われるほど危険度が高く、まさに“最凶”の名をほしいままにしています。
まとめ
いかがでしたか?一見すると美しかったり、いかにも「食べられそう」に見えたりするものが多いだけに、毒きのこは本当に厄介ですね。自然豊かな場所を歩くときには、きのこに限らず「知らないものに手を出さない・口に入れない」が鉄則です。特に上記のきのこたちは、見かけても絶対に触れず、写真に収める程度にとどめておきましょう。あなたのアウトドアライフが安全で楽しいものになるよう、ぜひ今回のランキングを頭の片隅に置いておいてくださいね!