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世界の危険な空港ランキングTOP10

世界には驚くほどスリリングで危険な空港が数多く存在します。飛行機に乗るのは慣れっこだけど、「離着陸がちょっとしたアトラクション気分」なんていう体験は味わったことがありますか?今回は、そんな“ヒヤヒヤ”が止まらない世界の危険な空港をランキング形式でご紹介します。これを読んだら、「次の旅先はここに挑戦してみようかな」なんて思ってしまうかも?それでは早速、トップ10を見ていきましょう!

第10位:Gibraltar International Airport

引用:https://matadornetwork.com/read/gibraltar-airport-runway/

イギリス領ジブラルタルにあるこの空港は、なんと滑走路が市街地のど真ん中を横断するという珍しい構造。しかもメイン道路と滑走路が交差しているため、飛行機が離着陸する際には道路が封鎖され、通行人は足止めを食らってしまうんです。さらに地形の関係で突然強い横風が吹くこともあり、パイロットの腕の見せ所。観光客の立場からすると、街中を通る飛行機を間近に見られるのは興奮必至です。

第9位:Madeira International Airport

By Bingar1234Own work, CC BY-SA 4.0, Link



ポルトガル領マデイラ諸島に位置するこの空港は、海辺の崖に沿った高架構造の滑走路が特徴。山と海に挟まれており、滑走路が短かったことから拡張工事で“橋”のように延長部分を支えています。強風や乱気流が発生しやすいため、パイロットは高度な操縦技術を要します。乗客からは「着陸が終わってホッとする」との声が続出するスリル満点空港です。

第8位:Kai Tak International Airport

引用:https://www.aerofly.com/community/gallery/index.php?image/11577-kai-tak-international-airport/

香港にあったこの空港は、1998年に閉港した今でも「歴史に名を残す危険空港」として語り継がれています。ビル群をかすめるように飛行機が旋回して着陸する様子は圧巻そのもの。しかも、滑走路の先にはビクトリア湾が控えており、パイロットには神経をすり減らす着陸が求められました。閉港後は新たな香港国際空港へ移行しましたが、今でも「カイ・タクアプローチ」は伝説として航空ファンの胸に刻まれています。

第7位:Gilgit Airport

引用:https://www.flightradar24.com/data/airports/gil/reviews

パキスタン北部の山岳地帯に位置するこの空港は、標高の高さと周囲を囲む雄大な山々が生み出す難易度で知られています。天候が変わりやすく、視界不良や乱気流も頻発。しかも滑走路は非常に短く、飛行機が上空を旋回するスペースも限られているため、一度のミスも許されないシビアな環境です。パイロットの中には「ここでの離着陸が無事にできたら、一人前」と言われるほどの修羅場になっています。

第6位:Toncontín International Airport

By Óscar Josué Elvir Vásquez – http://www.airliners.net/photo//1818460/L/, GFDL 1.2, Link



ホンジュラスの首都テグシガルパにあるこの空港は、市街地に近く、また山岳地帯の渓谷を縫うように進入しなければならないことで危険度が高いと評判です。滑走路の長さも限界ギリギリで、着陸時には急降下するようなアプローチを強いられるため、乗客はまるでジェットコースター気分。強風にあおられるとランディングの難易度がさらに跳ね上がり、ベテランパイロットでも冷や汗ものと言われます。

第5位:Paro Airport

引用:https://simpleflying.com/bhutan-paro-airport-worlds-scariest/

ブータンの国際空港であるこの空港は、美しいヒマラヤ山脈に囲まれた標高2,200メートルの場所に位置します。その地形ゆえ滑走路までのアプローチが非常に複雑で、いくつもの急カーブを描くようにして山間を通っていきます。天候が変わりやすいヒマラヤの気象条件も相まって、世界でも限られたパイロットしか離着陸の許可が下りないと言われるほど。まさしく天空の難所と呼ぶにふさわしい空港です。

第4位:Juancho E. Yrausquin Airport

引用:https://www.news9live.com/knowledge/do-you-know-which-is-the-worlds-smallest-airport-check-it-out-here-2455402

カリブ海に浮かぶサバ島の小さな空港で、「世界一短い商業滑走路」として有名です。わずか約400メートルほどしかない滑走路は、両端が崖と海で完全に行き止まり。着陸時には「滑走路が終わる前に止まれるのか…?」とヒヤヒヤ。離陸時には崖からそのままジャンプするように大空へ飛び立ちます。これだけ聞くと怖そうですが、観光名所として「短さ」を見に来る人も多いんだとか。

第3位:Courchevel Altiport

引用:https://vickramedu.org/enathisky/techie/techie-magazine-2011/849-courchevel-altiport

フランス・アルプス山脈に位置するスキーリゾートの空港です。標高約2,000メートルの山中にあり、滑走路に傾斜があることで有名。離陸時には下り坂を活用して加速し、着陸時には上り坂でブレーキをかけるという特殊な方法が用いられます。しかも雪や氷があると滑走路がさらに滑りやすくなるため、上空から見たらまるでアクション映画の世界。スキー好きにはたまりませんが、パイロット泣かせの空港です。

第2位:Princess Juliana International Airport

Aldo Bidini – https://www.jetphotos.com/photo/5908899, GFDL 1.2, リンクによる



カリブ海のセント・マーチン島にある空港。世界中の航空ファンを虜にしている理由は、ビーチすれすれを飛ぶ飛行機の迫力満点アプローチ。滑走路が海辺ギリギリにあるため、着陸直前の機体がほんの数メートル上空を通過するのは圧巻です。ビーチで寝転がっていたら、「飛行機が顔のすぐ上を通り過ぎた!」なんて体験も。インスタ映え間違いなしですが、実際に波打ち際で見学する場合は風圧や爆音に要注意です。

第1位:Tenzing–Hillary Airport

引用:https://www.escape.com.au/destinations/asia/i-flew-into-the-worlds-most-dangerous-airport-and-my-pilot-didnt-even-spill-his-tea/news-story/3f823799614e88a20e476c016a4577fe

ネパールのルクラにあるこの空港こそ、しばしば「世界で最も危険」と称される場所です。エベレスト登山の玄関口として知られ、標高2,800メートル以上の高地に位置。短い滑走路は傾斜があり、着陸時のブレーキタイミングを誤れば前方にそびえる崖に突っ込む危険がある一方、離陸に失敗すれば断崖絶壁へまっ逆さま。強風や急激な天候変化も日常茶飯事という極限環境で、まさに“冒険の始まり”を体感できる空港です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?上空からの絶景を楽しむ余裕があるのか、それともスリリングな着陸に肝を冷やすのかは、あなた次第。これらの空港を利用する機会があるときは、ぜひ「世界一の冒険飛行」を味わうつもりでドキドキを楽しんでくださいね。危険と隣り合わせのスリルはありますが、その分、到着したときの達成感や現地でしか味わえない魅力が待っています。旅好き・冒険好きなあなたなら、一度は挑戦してみたい空の旅先ではないでしょうか?