世界には、ドキドキが止まらないような「危険な道」が存在します。山肌をかすめるように伸びる崖っぷちの道、極寒の地を突き抜ける氷のハイウェイなど、そのスリルは計り知れません。この記事では、そんな“度胸試し”にもってこいな世界の危険な道をランキング形式でご紹介します。さあ、心の準備はいいですか? それでは10位からスタートです!
第10位 Transfagarasan Highway

ルーマニアにあるこのハイウェイは、嶮しい山岳地帯を縫うように走るワインディングロード。標高2,000mを超える場所も多く、急カーブと頻繁な天候変化が待ち構えています。ドラキュラ伝説で有名なトランシルヴァニア地方の絶景を見られますが、運転する際は吸血鬼よりも崖からの転落を警戒すべし!
第9位 Atlantic Ocean Road

引用:https://www.easemytrip.com/blog/dangerous-atlantic-ocean-road-in-norway
ノルウェー西海岸沿いにある海上道路です。まるで海に浮かぶ橋のように見え、大西洋の荒波が道路を洗うこともしばしば。強風の日にはクルマやバイクが横風にあおられるため、観光気分でのんびり走っていたら海に飛ばされちゃうかも…? ただし晴れた日は最高の絶景ドライブが楽しめるのも事実。メリハリが激しい要注意スポットです。
第8位 Guoliang Tunnel Road

中国・河南省の険しい山々に開通した、ほぼ崖に張り付くように通る手掘りのトンネル道。地元の村人たちが長い年月をかけて岩盤をくり抜いて作ったというから驚きです。幅が狭く、しかも谷底への眺めが丸見えでスリル満点。かつては秘境に続く道でしたが、いまや「命がけドライブ」を味わいたい観光客に人気となっています。
第7位 Kolyma Highway

別名「ボーンズ・ロード」とも呼ばれるロシアの極寒地帯を貫く道。かつて強制労働によって建設された歴史を持ち、冬には厳しい氷点下の世界が支配します。舗装が不十分な部分もあり、雪と氷に覆われると轍頼りの運転に。遭難すれば命にかかわるため、暖かい毛皮の帽子だけでなく、完全装備が必須です!
第6位 Fairy Meadows Road

引用:https://www.alexandramotor.com/fairy-meadow-road-2/
パキスタン北部にある道路。通称“スリルの道”とも言われ、未舗装のうえ狭路、そして深い谷が広がる断崖絶壁が連続します。しかもガードレールなど皆無な部分が多いため、運転ミスは一瞬で奈落へ直行。絶景を求めて訪れる登山客には避けて通れないアクセスルートだけに、ある意味“妖精”も仰天の道かもしれません。
第5位 Trollstigen

再びノルウェーからランクイン!この道は、急斜面に11ものヘアピンカーブが連続するジグザグロード。その先にはダイナミックな滝や峡谷の景観が広がるので、観光客には大人気です。しかしガードレールといっても心もとない高さしかなく、特に大型車が対向してくるとヒヤヒヤもの。まさに山の妖精に襲われそうな危うさが魅力です。
第4位 Karakoram Highway

パキスタンと中国を結ぶ、世界最高所クラスの国際幹線道路。標高4,700mを超える峠をまたぐため、酸素不足&天候不良が当たり前。しかも土砂崩れや雪崩が頻発し、周囲の峻険な山々がプレッシャーを与えてきます。標高の高い場所での長距離ドライブは車も人も厳しい環境にさらされるため、まさに“大自然を相手に格闘”する道です。
第3位 Zanskar Valley Road

インド北部のラダック地方にある山岳道路。標高4,000〜5,000m級の峠を走るため、天候の急変は日常茶飯事。道幅は狭く、舗装も荒れており、雪が降れば文字通りホワイトアウト状態に。現地の人にとっては生活道路とはいえ、観光客にとっては命が縮む恐れ大。だが雄大なヒマラヤの景観を目当てに、今日も冒険者たちが挑み続ける道でもあります。
第2位 Khardung La Pass

引用:https://www.thrillophilia.com/attractions/khardung-la
同じくインドのラダック地方に位置し、「世界で最も標高が高い自動車道路の一つ」として有名。標高5,359mに達するため、空気が薄く、体力的にもかなりキツい! 道路自体も未舗装の部分が多く、滑りやすい砂利道+雪と氷がアメとムチのごとく待ち受けます。普通の運転はもはや“登山”に近い感覚かもしれません。
第1位 North Yungas Road

引用:https://www.timesofisrael.com/israeli-tourist-dies-on-bolivias-road-of-death/
ボリビアにある、通称「デスロード」。標高4,000m超の峠から熱帯雨林帯までを一気に下るため、ヘアピンカーブや細い道幅が延々と続きます。さらにガードレールがない部分がほとんどで、雨が降れば地面はぬかるみ、川のように道を流れることも。わずかなハンドル操作の誤りで崖下へ転落…という恐怖が常に付きまとう、名実ともに世界屈指の危険な道です。
まとめ
いかがでしたか?世界には、まるでアドベンチャー映画のセットさながらにスリリングな道が存在します。「こんな場所、本当に走るの!?」と思うような道も、そこに暮らす人々にとっては大切なライフライン。しかし、観光や冒険で訪れるときには、くれぐれも安全第一をお忘れなく。自然の雄大さを感じつつも、油断は禁物です。命あってこその絶景、命あってこそ人生を楽しめるのですから!