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世界の危険な国ランキングTOP15

今回は、さまざまな国や地域を対象に発表される「危険度」や「安全度」に関する指標をもとに、世界の危険な国トップ15をまとめてみました。旅行やビジネスなどで海外へ行く際に、ぜひ頭の片隅に入れておくといいかもしれません。もちろん、それぞれの国にも美しい文化や素晴らしい人々が存在しますので、「危険なイメージ=すべてに問題がある」というわけではない点をご了承ください。では、まいりましょう!

第15位 メキシコ(Mexico)

引用:https://www.worldnomads.com/explore/north-america/mexico/7-standout-colonial-cities

美食と陽気な音楽、世界遺産があふれる観光大国。とはいえ、広大な国土においては地域差が大きく、特に麻薬カルテルによる犯罪や治安の悪化が深刻化しているエリアも。都市部では一見平和そうに見えても、夜間の外出などには注意が必要と言われています。

第14位 ベネズエラ(Venezuela)

引用:https://www.britannica.com/place/Caracas/People

南米の石油大国で、かつては経済的にも豊かだった国。しかし近年は政治的混乱やハイパーインフレーションが深刻化しており、生活物資や治安の悪化が問題となっています。雄大な自然やギアナ高地、エンジェルフォールなどの絶景スポットを有するものの、旅行時には細心の注意が求められる場所です。

第13位 マリ(Mali)

引用:https://www.theafricareport.com/300081/mali-sahel-based-jihadists-threaten-key-town-of-menaka-gao-region/

サハラ砂漠の南に位置し、西アフリカにおける歴史ある国のひとつです。近年は政情不安や武装勢力の活動が続き、治安状況は不安定。特に北部地域を中心に紛争が多発しているため、渡航前には十分なリサーチが欠かせません。

第12位 中央アフリカ共和国(Central African Republic)

引用:https://www.africa.com/central-african-republic-travel-guide/

アフリカ大陸のほぼ中央に位置する国。豊富な鉱物資源がある一方で、長年にわたり民族対立や紛争が後を絶ちません。国連の平和維持活動も継続中ですが、地方を中心に治安は非常に悪く、政治的に安定しきっていないのが現状です。訪れる際には入念な準備が必要です。

第11位 イラク(Iraq)

引用:https://www.globespots.com/country/iraqi-kurdistan/

メソポタミア文明の発祥地として、世界的に非常に重要な歴史を持つ国です。しかし、サダム政権崩壊後の混乱や、IS(イスラム国)の台頭など、近年も紛争が相次ぎ、テロの脅威も大きいとされています。政治情勢が少しずつ落ち着きを取り戻しつつあるエリアもありますが、依然として危険度は高いと言わざるを得ません。

第10位 コロンビア(Colombia)

引用:https://www.audleytravel.com/ca/colombia/country-guides/colombia-highlights-guide

南米の自然豊かな国ですが、長い歴史の中でゲリラ活動や麻薬犯罪組織による問題が頻発してきました。近年は平和に向けた動きもあり、観光客向けの治安が改善している都市も増加中。カリブ海の美しいリゾート地や活気あふれる首都ボゴタも魅力的で、訪問客を惹きつけています。

第9位 スーダン(Sudan)

引用:https://www.britannica.com/place/Port-Sudan

北東アフリカに位置する国で、近年まで続いていた内戦や政情不安が大きな懸念点です。広大な砂漠とナイル川が流れる雄大な景色は魅力的ですが、政変や治安トラブルが起きやすい地域も多いので、公的情報をチェックしたうえで慎重に動く必要があります。

第8位 ナイジェリア(Nigeria)

引用:https://www.britannica.com/place/Ikeja

アフリカ最大級の経済規模を誇る一方、国土が広く民族・宗教が多様なため、国内の一部地域では紛争やテロが続発しています。首都アブジャや商都ラゴスでは大規模な都市開発が進む一方、地方との格差や治安の差が激しいのが特徴です。行くならば情報収集と現地での注意を怠らないことが大切。

第7位 パキスタン(Pakistan)

引用:https://www.nytimes.com/2006/05/16/world/asia/16osama.html

中央アジアと南アジアの交差点にあり、文化・歴史が豊かな国です。カラコルム山脈や歴史的モスクなど観光資源も多彩。しかし、政情不安やテロ組織の活動が見られる地域も存在するため、渡航の際は最新の治安情報の確認が必須です。フレンドリーな国民性に触れられれば、旅の経験は大きく広がるでしょう。

第6位 コンゴ民主共和国(Democratic Republic of the Congo)

引用:https://www.britannica.com/place/Kinshasa

アフリカ中部の広大な国で、豊富な天然資源に恵まれています。しかし、長年にわたる内紛や武装勢力の活動などで、一部地域の治安状況は非常に不安定。都市部や観光エリアでは比較的落ち着きを取り戻しつつあるものの、地方での移動は慎重に計画することが求められます。

第5位 リビア(Libya)

引用:https://www.britannica.com/place/Tripoli

北アフリカの地中海沿岸に位置し、かつては壮大な遺跡や砂漠ツアーが人気でした。しかし、2011年の政変以来、内戦状態が続き、政権争いによる混乱が続いています。観光業はほぼ壊滅的な打撃を受けており、治安状況も安定していないため、厳重な注意が必要です。

第4位 南スーダン(South Sudan)

引用:https://www.theguardian.com/global-development/2023/sep/08/city-of-hope-and-fear-life-in-africas-youngest-capital

2011年にスーダンから独立した世界で最も新しい国の一つ。石油資源があるものの、内戦と飢餓、政権対立などの課題が深刻です。人道支援活動が盛んに行われていますが、まだまだインフラが整っておらず、紛争の影響も続いているため、渡航は非常にハイリスクと言われています。

第3位 イエメン(Yemen)

引用:https://www.britannica.com/place/Sanaa

アラビア半島南端にある国で、かつては「幸福のアラビア」と呼ばれたほど豊かな文化を持ちます。しかし、近年は宗派対立や内戦に伴う人道危機、さらにはテロ組織の拠点化などが深刻化。古くからの遺跡や美しい建築物は魅力的ですが、現状では治安維持が難しく、渡航は非常に危険とみなされています。

第2位 シリア(Syria)

引用:https://www.timesofisrael.com/aramaic-speaking-syrian-town-prepares-for-return-of-pilgrims-after-years-of-war/

歴史の宝庫とも言われる中東の国で、古代の遺跡や建造物が数多く存在します。しかし、2011年から続く内戦と、各国の思惑が入り乱れる紛争により、多くの都市が破壊され、住民の多くが避難を強いられています。地域によっては徐々に落ち着きを取り戻す動きもありますが、依然として安全面のリスクは高い状況です。

第1位 アフガニスタン(Afghanistan)

By PRT Meymaneh – https://www.flickr.com/photos/prtmeymaneh/4270748119/, CC BY 2.0, Link



中央アジアの要衝であり、歴史的にはシルクロードの重要な通過点でした。しかし、長きにわたる紛争と、タリバン政権の樹立や崩壊、その後の再編などが繰り返され、政治・治安情勢は依然として不安定です。美しい山岳地帯や多様な民族文化など、魅力は尽きませんが、テロや紛争のリスクが高いため、訪問は非常に難しい状況が続いています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。世界には美しくて魅力的な場所が、残念ながら政情や安全面で不安定な状況に置かれている例も少なくありません。しかし、危険と言われる国々にも歴史的文化や豊かな自然があり、そこに住む人々は日々の暮らしを営んでいます。渡航を考える際は、最新の情報収集と慎重な準備を欠かさずに、安全に楽しめる旅となるよう心がけたいですね。世界の様々な側面を知ることは、私たち自身がグローバルに成長するきっかけにもなります。ぜひ新しい視点で世界を見つめてみましょう!