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世界の「関係者以外立ち入り禁止の秘密の場所」ランキングTOP10

世界には「ここってどんな場所なんだろう?」と想像を掻き立てられる、関係者以外立ち入り厳禁の“秘密の場所”がたくさん存在します。政府の機密基地から企業の秘伝レシピ保管庫まで、その内容は多種多様。今回はそんな「世界の秘密の場所」をランキング形式で、軽快にご紹介いたします。それでは早速、第10位からスタートです!

第10位:ラスコー洞窟 (Lascaux Cave)

By EU – Own work, Public Domain, Link



フランス南西部にある先史時代の洞窟壁画で有名な場所。世界的に貴重な文化遺産ですが、観光客の呼気による微生物の繁殖などで壁画が傷む恐れが高まったため、オリジナルの洞窟は厳重に保護されています。洞窟内部に立ち入ることは専門家や研究者、そしてごく一部の関係者だけ。古の芸術を守るための苦肉の策とも言えます。

第9位:ボヘミアングローブ (Bohemian Grove)

Binksternet (talk) – Copyrighted works by the contributors themselves (Original text: I created this work entirely by myself.), public domain, link



アメリカ・カリフォルニア州にある秘密の男性限定クラブ「ボヘミアン・クラブ」が所有する私有地。毎年夏には政界・財界・芸術・メディア界など各界のエリートが集まり、自由な雰囲気の中で会合を行うとされます。陰謀論界では「世界を裏で牛耳る計画が進んでいる」と盛り上がりがちですが、真相は闇の中。森の奥深くで繰り広げられるリラックスかつミステリアスな集いは、まさに“部外者立ち入り禁止”の極みです。

第8位:スネークアイランド(Snake Island / Ilha da Queimada Grande)

引用:https://www.megacurioso.com.br/artes-cultura/120924-7-curiosidades-sobre-a-ilha-das-cobras.htm

ブラジル沖に浮かぶ絶海の孤島で、ここには猛毒を持つゴールデンランスヘッドバイパーという蛇が大量に生息しています。毒蛇による危険が高すぎるため、基本的に研究者以外の立ち入りは禁じられています。生態系を守るためでもあるこの禁足令、まさに“ヘビの楽園”ならぬ“人間の魔境”といったところ。

第7位:クラブ33(Club 33)

引用:https://www.disneyfanatic.com/disneys-secret-club-33-15-facts-ultra-exclusive-society/

ディズニーランドの「夢の国」にある、まさかの会員制レストランがこちらの“クラブ33”。外観はごく普通の扉ですが、中に入るためには高額な入会金と年会費が必要というウワサ。ウォルト・ディズニーがVIP向けに作ったとも言われ、選ばれし人しか足を踏み入れられない究極のディズニーファン垂涎のスポットです。

第6位:ヴァチカン秘密文書館(Vatican Secret Archives)

引用:https://publicmedievalist.com/vatican-secret-archives/

世界最大級の信仰の中心地であるヴァチカン市国。この場所には歴史的に価値の高い文書の数々が保管された「ヴァチカン秘密文書館」が存在します。数々の文書が厳重に守られ、研究者や特別な許可を得た人のみが閲覧可能。歴史的機密や教会の重大な記録が眠っていると言われ、そのベールに包まれた雰囲気にロマンを感じる場所です。

第5位:ノース・センチネル島(North Sentinel Island)

By Contains modified Copernicus Sentinel data 2023, Attribution, Link



インド洋に浮かぶアンダマン諸島の一部である「ノース・センチネル島」。ここに暮らす先住民族は外部との接触を一切拒否し、観光客どころか他の部族や政府関係者も近づくことができません。文明社会からほぼ隔絶されているため、その生活様式や島の実態は謎に包まれたまま。政府も先住民の意思を尊重して保護しているため、立ち入り禁止となっています。

第4位:スヴァールバル世界種子貯蔵庫(Svalbard Global Seed Vault)

By Cierra Martin for Crop Trust – https://www.flickr.com/photos/croptrust/49655222751/in/album-72157713472825676/, CC BY-SA 2.0, Link



北極圏に近いノルウェー領スヴァールバル諸島に位置する「世界種子貯蔵庫」は、“地球上の植物の種を守る”という重要任務を担う施設です。自然災害や戦争などの緊急事態に備え、世界中の農作物の種子を大量に保管しています。建物は永久凍土の中に造られ、厳重なセキュリティで守られているため、一般見学はできません。地球上の「もしも」に備えた、まさに究極の保険といえる場所です。

第3位:マウント・ウェザー緊急作戦センター(Mount Weather Emergency Operations Center)

Public Domain, Link



アメリカ・バージニア州にある政府の緊急事態対策拠点です。大規模災害や核攻撃など、国家存亡の危機に際して政府要人を保護し、運営を続けるために機能する地下施設だとされています。存在は公表されていますが、内部の構造や具体的な設備についてはベールに包まれており、当然ながら一般人は立ち入り不可。一説には巨大な地下街に近い規模があるとも言われています。

第2位:グーグル データセンター(Google Data Center)

By erwinboogert, CC BY-SA 3.0, Link



私たちの生活にはもはや欠かせない検索エンジン「Google」。そのサービスを支える要となるのが世界各地に点在するグーグル データセンターです。セキュリティとプライバシー保護の観点から厳重に管理されており、社員であっても限られた権限を持つ人だけが立ち入りを許されます。インターネットの心臓部ともいえるその施設を、中から見られるチャンスはほぼゼロに近いといわれています。

第1位:エリア51(Area 51)

By Contains modified Copernicus Sentinel data 2022, Attribution, Link



ネバダ州の砂漠地帯に位置するアメリカ空軍の試験飛行場。極秘の航空機や兵器の開発が行われているとも言われ、長らく噂される「UFO関連の陰謀説」でも有名です。立ち入り禁止区域として厳しく管理されており、フェンスを越えて近づこうものなら、ただちに軍警備に拘束される恐れも。謎が謎を呼ぶアメリカの“都市伝説”の代表格です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?世界には、私たち一般市民が簡単には足を踏み入れられない特別な場所が数多く存在します。そこには、人類の歴史を保存するための施設や、一握りのエリートや専門家がアクセスする秘密の空間など、さまざまな物語やロマンが詰まっています。もしもほんの一瞬だけでも内部をのぞくことができたなら、私たちの知らない世界が広がっているのかもしれません。そんな夢を刺激されつつ、今日も現実の旅を楽しみましょう!