ラグジュアリー好きの心をくすぐる“桁違いバッグ”の世界へようこそ。2025年7月、サザビーズ・パリで “初代バーキン” が約1,000万ドルで落札され、史上最高額を叩き出したニュースは記憶に新しいところ。「バッグ＝実用品」の概念を軽々と飛び越え、アートやジュエリーと肩を並べる“持ち歩ける資産”たちを、今回は第10位から第1位までご紹介します。
第10位 ジュディス・リーバー「プレシャス・ローズ」 (Judith Leiber “Precious Rose”)
バラを象ったミナディエールに、ダイヤ1,016個＋ピンクサファイア1,169個＋トルマリン800個をギュッと詰め込み、価格は約9万2,000ドルです。
第9位 ルイ・ヴィトン「アーバン・サッチェル」 (Louis Vuitton Urban Satchel)
高級レザーの上に“都会のゴミ”――ペットボトルやガムの包み紙までコラージュして15万ドル。賛否を呼びつつ、ラグジュアリーとサステナビリティを同時に語らせた傾奇者です。
第8位 エルメス「フューシャ・ダイヤモンド・バーキン」 (Hermès Fuchsia Diamond‑Studded Birkin)
ビビッドなフューシャクロコに18Kホワイトゴールド＆ダイヤを散りばめ、2015年の香港クリスティーズで22万2,000ドルの記録を樹立。派手色×宝石の“二刀流”で注目度MAX。
第7位 シャネル「ダイヤモンド・フォーエバー」クラシックフラップ (Chanel “Diamond Forever” Classic Flap)
おなじみのフラップバッグをホワイトゴールド＋ダイヤ334石で格上げ。限定13点、価格26万1,000ドルです。
第6位 ラナ・マークス「クレオパトラ・クラッチ」 (Lana Marks Cleopatra Clutch)
オスカー常連のレッドカーペットバッグ。年1点のみ製作され、セレブ仕様では40ct超のブラックダイヤ付きで40万ドル。クレオパトラさながらの“私だけ”感が魅力です。
第5位 エルメス「ダイヤモンド・ヒマラヤ・バーキン」 (Hermès Diamond Himalaya Birkin)
グラデーションが雪峰を思わせる希少クロコ“ヒマラヤ”。ダイヤ×18Kホワイトゴールド金具で55万ドル超のプライスタグが付く“バーキン界のエベレスト”です。
第4位 エルメス「シェーヌ・ダンクル」バッグ (Hermès Chaine d’Ancre Bag)
ジュエラー、ピエール・アルディがダイヤ1,160石入りチェーンリンクだけで構築した“持てるジュエリー”、３点限定で価格は140万ドルです。“鎖”なのに身軽、がニクい。
第3位 エルメス「ギンザ・タナカ バーキン」 (Hermès Ginza Tanaka Birkin)
外装にダイヤ2,000石、8ctのペアシェイプダイヤは取り外してブローチに早変わり。ストラップもネックレスに分解できます。多機能ラグジュアリーで約140万ドル。
第2位 モワード「1001ナイツ ダイヤモンド・パース」 (Mouawad “1001 Nights” Diamond Purse)
ハート形18Kゴールドにダイヤ4,517石／合計381.92ct。2010年ギネス認定で380万ドル。“千夜一夜”の名にふさわしい夢限りない輝きです。
第1位 エルメス「オリジナル・バーキン（1984）」 (Hermès Original Birkin 1984)
ジェーン・バーキンのアイデアをもとに初めて作られた一本。2025年7月、サザビーズで約860万ユーロ（1,000万ドル）落札。歴史的価値×唯一無二のストーリーで、堂々トップに君臨！
まとめ
バッグは「中身を運ぶもの」――でも超ハイエンドの世界では、“夢と資産を運ぶもの”へと進化します。最新オークションの動向を見る限り、価格競争はまだまだ終わりそうにありません。次に記録を塗り替えるのは、あなたのクローゼットに眠る逸品かも？
