猫好きにはたまらない、世界中で人気を誇る猫種トップ10を、今回は第10位から第1位まで魅力とともにご紹介します。各猫種の特徴や人気の理由をじっくり掘り下げ、最後にその傾向をまとめます。家庭での癒しパートナーとして、また猫ファンなら知っておきたい“顔ぶれ”として、ぜひ楽しんで読んでください。

第10位　Russian Blue（ロシアンブルー）



静かで知的、そしてその美しいグレーブルーの被毛が印象的なロシアンブルーが第10位にランクイン。英国のペット専門サイトによると、「気品と穏やかさを兼ね備えた、非常にバランスのとれた猫種」として紹介されています。
この猫種の魅力は「ほどよく甘え、ほどよくマイペース」という点。大きすぎず小さすぎず、家庭内で穏やかな時間を過ごしたいという方向きです。
ただし、他の人気猫種と比べると情報量が少ないため、「目立ちすぎず静かに暮らしたい」という希望がある人には特におすすめです。

第9位　Sphynx（スフィンクス）



毛がほとんどない、あるいは極めて薄い独特の姿で目を引くスフィンクスが第9位。ペット専門誌によれば、「その特徴的な外見と社交的な性格で、しばしば“人のそばにいたい猫”として評価される」猫種とのこと。
魅力的な反面、手入れや環境への配慮が必要です。例えば寒さに弱かったり、皮膚ケアが他の猫種より重要だったりしますので、こうした点も頭に入れておきたいですね。

第8位　Siberian（シベリアン）



比較的新進気鋭の猫種ながら、最近人気が急上昇しているのがシベリアン。ロシア発の自然発生種で、欧米の登録数でもトップ10に入るようになってきています。
その魅力は「大自然の雰囲気を感じさせるたくましさ＋ふわふわ被毛」。活発で遊び好きな一面も持ち、アウトドア的な環境やゆったり遊べるスペースがある家庭にマッチします。

第7位　British Shorthair（ブリティッシュショートヘア）



まるでぬいぐるみのような愛らしいフォルムと、穏やかな性格で根強い人気を誇るブリティッシュショートヘアが第7位に。HowStuffWorksの記事でも「人気の上位に位置する猫種」だと紹介されています。
「落ち着いて暮らしたい」「子どもや他のペットとも相性がいい猫を探している」ような家庭には特に向いているかもしれません。運動量もそこまで極端ではないため、マンション暮らしでも比較的安心です。

第6位　Devon Rex（デボンレックス）



第6位にランクインしたのはデボンレックス。小柄で特徴的なカール毛、耳が大きくて表情が愛らしい点から人気を集めています。ペット専門誌では「人のそばに寄り添いたい好奇心旺盛な猫」として紹介されています。
とにかく遊び好きな面が強いため、日中も人がいる環境や一緒に遊んであげられる時間がある家庭で歓びを発揮する猫種です。

第5位　Abyssinian（アビシニアン）



第5位はアビシニアン。古くからの猫種で、スマートで活動的な姿が印象的です。ペット専門サイトでは「古代からの系譜を感じさせる長い歴史とともに、遊び好きで知的な性格が人気の理由」と紹介されています。
この猫種は「静かなラグドールタイプではなく、猫らしく動き回ってほしい」という願望を持つ人にぴったり。キャットタワーや飛び跳ねるスペースを設けると大いに喜びます。

第4位　Exotic Shorthair（エキゾチックショートヘア）



第4位に輝いたのはエキゾチックショートヘア。見た目は「ペルシャのようなフラットフェイス＋もっと手入れが簡単なショートヘア」という位置づけで、忙しい暮らしの中でも癒しを求める人に人気です。
魅力的な被毛と顔立ちに加え、性格としてもおっとり系が多いため、あまり猫に神経を使いたくない方にもおすすめ。ただし、顔の構造上、呼吸や眼のケアが必要な個体もいますので、信頼できるブリーダー・獣医と相談を。

第3位　Persian（ペルシャ）



第3位に入っているのは、長く“猫の象徴”として愛されてきたペルシャ。The Spruceでは「何十年にもわたって人気を保ってきた猫種」として紹介されています。
その魅力は、まさに「優雅」「ふわふわ被毛」「抱き心地も抜群」。ただし、その長毛ゆえに日常のお手入れ（ブラッシング、毛玉対策など）が必要となることはご承知おきください。

第2位　Maine Coon（メインクーン）



堂々の第2位はメインクーン。米国の登録団体で2025年時点「最も人気の血統猫種」に選ばれたという報告もあります。
「優しい巨人（Gentle Giant）」とも称されるその風貌と性格が、多くの家庭から支持を得ている理由。遊び好きで、他のペットや子どもとも相性が良い点も魅力。ただし、その大きさゆえにスペースや食費などがやや高めになる可能性があります。

第1位　Ragdoll（ラグドール）



栄えある第1位に輝いたのはラグドール。複数の登録団体で“最も人気”とされることが増えており、その愛されぶりは群を抜いています。
名前の由来になったように、「抱っこされると身体がふにゃりと力を抜く」ことでも知られ、まさに“抱き猫”といった印象。おっとりしていて、他のペットや子どもとも比較的相性が良く、家庭に迎えやすい猫種の代表格と言えるでしょう。

まとめ

今回ご紹介したトップ10の猫種には、それぞれ異なる魅力があります。大きさ・毛質・性格・お手入れの手間・活動量など、どれを重視するかで「我が家にぴったり」の猫が変わってきます。
ランキングから見えてくる傾向としては、

  • 穏やかで抱き心地のいい猫種（ラグドール、ペルシャなど）が上位を占める
  • 遊び好き・活動的な猫種（アビシニアン、シベリアンなど）も人気が高まっている
  • 被毛の手入れや体の大きさなどライフスタイルへの適合性も人気度に影響している

すでに猫を飼っている方、これから猫を迎えようとしている方、どちらにも「性格」と「暮らし方」のマッチングが最も重要です。番外として、純血種でなくても「雑種＝ミックス」や「地域猫」も愛らしく、唯一無二の存在です。
ぜひ、この記事を参考にして、あなたと猫の素敵な出会いを想像してみてください。